義家族と8人で温泉旅行へ
息子が2歳を過ぎたころ夫の祖父母からお誘いがあり、私たち一家、義祖父母、義叔母、義母の8人で一緒に温泉旅行に行くことに。わが家と義実家は高速道路を使って3時間ほどの距離。息子が生まれてからは1~2カ月に1度は帰省していて、これまでに一緒に食事をする機会は何度もありました。
息子の虫歯予防のために箸やスプーンなどの食器は共有していないこと、冷ますときにフーフーはしていないことは何度も伝えていて、義祖父母も義叔母も義母も、みんなはそれを理解した上で接してくれていました。
義叔母が息子に自分のスプーンで…!
旅行中、滞在中のホテルで夕食をとっていたとき、義叔母から「○○(息子)くんの食べっぷりが気持ちいいから、隣りに座って見てもいい?」と言われ、夫・息子・義叔母の席順で座りました。そして、義叔母がデザートのケーキを食べていたとき、事件が起きました。
義叔母が半分くらいケーキを食べたところで、今まで使っていたスプーンで「あーん」と息子に生クリームつきのケーキをひと口食べさせたのです。このとき夫はトイレで不在。私は向かい側に座っていましたが、とっさのことで止めることができませんでした。楽しい旅行の雰囲気が悪くなるのも嫌だし……と悲しい気持ちをぐっとこらえ、何も言わず部屋に戻りました。
100%の理解を求めるのは難しい?
部屋に戻って息子の歯磨きをし、夫に先ほどの件を共有。夫は「ごめん、俺がいない間にそんなことあったんだね。一緒の食器だめって言ってあったのにね、ショック……。隣には俺とママが座ってガードしよう」と言ってくれました。
義叔母に直接言おうかとも考えましたが、夫が成人してから義叔母と義叔父が再婚していて、夫と義叔母の関係も浅いので直接言うのはやめておくことに。「せっかく今まで気を付けていたのに」と悲しい気持ちでしばらくはモヤモヤしましたが、今と義叔母の時代で子育ての方法や概念も違うので、全部を理解してもらうのは難しいのかな、と思いました。
息子が虫歯にならないよう、私と夫でいろいろと気を遣って義家族にもそれを伝え、理解して接してくれていると思っていましたが、結果的に義叔母が口をつけたスプーンで息子にケーキを食べさせられてしまいました。義叔母は旅行で気分が高まって食べさせてしまったのかもしれません。そうだとしてもやはりショックな出来事でした。
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著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。