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「男性は生理に理解がない」生理を隠してデート。つらくなって思わず…

私は普段、恋愛に対してさっぱりした性格。「ずっと一緒にいたい」なんて甘々なセリフを言うタイプではなく、逆に彼と会えなくても気にならずひとりの時間を楽しめるタイプです。ところがある日、デートの帰り際に自分でも想像しなかった行動に出て……。

「一緒にいたい」えっ、私が?生理中のデート。普段と違う私を見て彼は…

 

デート中、生理痛を隠していた私

20歳のときのことです。その日は、彼と付き合い始めて数回目のデートだったのですが、直前に生理になってしまってしまいました。

 

彼との待ち合わせ場所へ行く前に生理痛の薬を飲みましたが、運悪くその日は薬の効きがよくなくて……。当時の彼は、その日私に生理がきていることも、私の生理痛が重いことも知りません。というのも、前に付き合っていた元彼は「生理痛なんて気の迷い」という考えの人だったので、私のなかでは「男性はみんな生理に理解がない」と思い込んでいたのです。

 

そのため、「生理中であること、生理が重いことを知られたら彼に嫌われるかも」と思い、デート中は生理痛がつらいことを必死に隠し、デートを楽しんでいるように装っていました。

 

デートが終わってもなかなか帰れず… 

数時間のデートが終わり、解散場所である駅に到着。普段の私だったら別れのあいさつをしてすぐにバスへ乗り込んでいましたが、このときはなかなか足が動きませんでした。

 

「離れたくない」「まだ一緒にいたい」という気持ちがありましたが、普段口に出していないので言葉で彼に伝えるのが恥ずかしくて、ただ動かず黙っていました。

 

このときの私は「生理が重いから支えてほしい」と思っていたのではなく、「なんとなく寂しいからそばにいてほしい」という気持ちが出てきていたのです。

 

そんな普段とは違う私を見て彼は不思議そうな顔をし、「どうしたの?」と聞いてくれたのです。

 

気持ちを伝えると涙が溢れ…

それでも素直になれない私が「なんでもない」と答えると、彼は「そっか。じゃあまた学校でね」と家へ帰ろうとしました。私は彼の腕をとっさに掴みましたが、それでも素直になることはできず……さらに時間が経過。

 

そして、やっと私は「まだ一緒にいたい」と言うことができたのです。一度言ってしまうと今日1日、生理痛でつらかったことや男性にはその思いが理解してもらえないことなど、いろいろな想いが溢れ出てきて、しまいには泣き出してしまいました。そんな私を見て彼は驚き、私も初めて見た自分の姿に驚きました。

 

 

結局、彼は私がひとり暮らしをするアパートへ一緒に帰ってその晩は泊まってくれました。さらに、生理であることと生理が重いこと、今日のデート中もずっとつらかったことを伝えると、「俺はそういうのわからないから、次からは教えてほしい」と理解したい気持ちを伝えてくれたのです。

 

私はその後、少しずつ口頭で「生理中はおなかが痛くなる」「生理前は眠くなることもある」と生理前や生理中の症状を彼に伝えるようにし、生理中の体調不良も隠さず、素の状態を見せるようにました。すると、彼も少しずつ理解してくれておなかをさすったり温かい飲み物を作ってくれたり、サポートしてくれるようになったのです。彼が歩み寄ってくれたことがとてもうれしかったです。

 

著者/佐藤里桜
監修/助産師 REIKO
イラスト/塩り

 

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