できない理由を子どものせいにしても、何も始まらないのに……。ある日、そのことに気付く出来事が起こります。それは……。
おばあちゃんの言葉
「子どもが小さいから仕方がない」
やりたかったことができなくなった自分がかわいそうで、毎日そう自分に言い聞かせた。でも、お母さん側のおばあちゃんが危篤になって、いつもおばあちゃんに言われていた言葉を思い出した。
「やりたい事を自分の意志以外で諦めちゃダメよ」
そうだ……、私は、やりたいことができない理由を、子どものせいにしてるだけだったんだ。おばあちゃんは、私にそんな大事なことを思い出させるために、呼んでくれたのかな。
おばあちゃん、大好きだよ。お願いだから頑張って。
ねえ、おばあちゃんー。
まだこのときの私は、これから自分の人生が変わろうとしてるとは、思いもしなかった……。
監修/助産師 松田玲子