ナプキン選びが適当だった学生時代
私の家族は、私を含めて女性が4人います。そのため、私が学生のころは家族でナプキンを共有していました。全員が「生理用品はどれを使っても同じ」という考えだったので、家にある誰かのナプキンを適当に使うことが当たり前でした。
家族で共有して使っていたものは40cmのナプキンで私には少し大きく、お尻をすっぽり隠すほどでしたが、大きいほうが漏れることもなく安心だろうと使い続けていたのです。いろいろな種類のナプキンがあることは知っていたものの、当時は特に不満はありませんでした。
どうしても我慢できない夏の生理
そんな私に転機が訪れたのは、社会人になってからのことです。医療事務として働き始め、制服を着るうえでストッキングが必須になりました。事務とはいえ、病棟へご案内したり、他部署へカルテを回したりなど院内を移動することも多く、患者さまの対応などでなかなかお手洗いに行く時間がありません。そのため、夏の生理期間中は特にかゆみやムレが悪化し、仕事に集中できなくなるほどでした。
このままでは体にもよくないと思い、どうにか解決しようとしてひらめいたのが「生理用品の大きさを変えること」。私には大きいとは思いつつ使っていましたが、ふと、原因はナプキンのサイズのせいかもしれないと思ったのです。
違うナプキンを使ってみたら…
早速、仕事帰りにドラッグストアに寄り、これまで使っていた40cmから30cmのナプキンへ変えてみることにしました。これまでカバーされていたお尻の部分が短くなったので最初は不安だったものの、なんと見事にかゆみとムレの両方がおさまったのです。
ただでさえムレやすい生理中ですが、不快な症状を悪化させていたのは、合わないナプキンとストッキングを一緒に使っていたことが原因だったようです。これを機に、毎月違うナプキンを試してみようと思い、いろいろなナプキンを使ってみることに。
そのおかげで、今では自分に合ったナプキンを見つけることができ、以前のようなかゆみやムレに悩むことはなくなりました。
大は小を兼ねるだろうと思って使っていたナプキンが、まさか悩みの種になっているとは思ってもみませんでした。
ちょっとした変化で悩みから解消され、もっと早くほかのナプキンを試せばよかったと思うほどです。薄すぎて怖いと思っていた普通の日用のナプキンも今では手放せません。今後も自分の体に合ったナプキンを選んで、生理中に少しでも快適に過ごせるように工夫していこうと思います。
著者/西山百々
監修/助産師REIKO
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