1月生まれの男の子の名前で夏から20倍増した「柊」。寒さを意味する「凛」が1位となるなど冬らしい名前が人気となっていました。
1月生まれ名前ランキングTOP10
1.「虎」を用いた「干支ネーム」1.6倍増!「柊」を使った名前も人気に
2022年の干支は寅年。1月生まれの男の子は「虎」を用いた名前が増加! 2020年、2021年のどちらも年間漢字ランキングでは100位以下の圏外だった「虎」。昨年1月は月間漢字ランキング91位、25名の名前に使われていましたが、今年の1月は58位、40名と1.6倍に増加!
「虎太郎(こたろう)」「虎(とら)」「虎次郎(こじろう)」「虎和(とらかず)」など33種類のバリエーションで「干支ネーム」が名づけられていました。(ちなみに、「寅」を用いた名前は0名でした!)
1月生まれの男の子に人気の名前TOP3は、1位「碧(あおい、あお)」、2位「蓮(れん)」、3位「陽翔(はると)」でした。毎年冬生まれの男の子に特に多く名づけられる名前「柊(しゅう)」は、11月20位、12月10位、1月4位と徐々に順位を上げ、寒さを増す季節になるにつれて今年も多く名づけられています。
「柊」を用いた名前では、「柊斗(しゅうと)」(40位)、「柊真(しゅうま)」(67位)、「柊太(しゅうた)」(95位)、「柊翔(しゅうと)」(95位)と5つの名前がTOP100にランクインしており、人気が高まっていました。
2.女の子は寒さを意味する「凛」が1位!
1月生まれの女の子に人気の名前TOP3は、1位「凛(りん)」、2位「結菜(ゆいな)」、3位「楓(かえで)」でした。1位の「凛」は近年人気の名前で、年間ランキングでも2020年3位、2021年2位と上位です。しかし、「凛」はもともと「寒い」「冷たい」という意味があり、冬生まれにぴったりの名前です。漢字ランキングでも「凛」は12月43位から、1月は36位へランクアップしています。
また、1月に人気急上昇したのが「六花(りっか)」。2020年、2021年の年間ランキングでは100位以下の圏外でしたが、12月57位(8名)から、1月は12位(18名)へランクアップし、1月に特に増えた名前と言えます。「六花」とは雪の異称のこと。雪が降る日に生まれた赤ちゃんに多く名づけられたのかもしれませんね。
「柚」を用いた名前「柚葉(ゆずは)」が4位にランクイン。12月20位から人気が急上昇しています。ゆずは冬に旬を迎えることから、冬生まれの女の子に多く使われます。15位「柚希(ゆずき)」、34位「柚乃(ゆの)」、40位「柚月(ゆづき)」、53位「柚羽(ゆう)」など、45種類の名前で147名に使われていました。2021年7月に「柚」を用いた名前の女の子は71名。冬は約2倍に増加しています。
3.男の子の「柊ネーム」夏の20倍増、女の子は「二音ネーム」が大人気!
1月生まれの男の子のよみTOP3は、1位「はると」、2位「りく」、3位「あおと」でした。1月に増加したのは「しゅうと」(85位⇒53位)、「とうり」(91位⇒57位)、「ゆずき」(75位⇒60位)でした。
「しゅうと」は「柊」を用いた名前の人気により増加しており、「とうり」は「冬理」「冬莉」といった冬らしい名前で多く名づけられています。「ゆずき」は冬に増加する「柚」を用いた名前で人気となっています。
漢字ランキングでは、冬らしい名前「柊」が10位にランクイン。「柊」を用いた名前は、夏場の7月には7名でしたが、1月は143名と20倍以上に増えていました。
1月生まれの女の子のよみTOP3は、1位「えま」、2位「つむぎ」、3位「みお」です。「えま」は2021年のよみランキング1位。月間ランキングでは、2021年7月からなんと7カ月間1位を守り抜いている、今一番人気のよみです。TOP10のうち8つの名前が、イマドキな響きの「二音ネーム」となっており、「みお」や「ゆい」、「りん」など現代的な音が好まれています。
漢字ランキングは定番の人気漢字がTOP10を占め、「柚」「楓」「凛」「柊」「椛」などが増加していました。
※()内は主なよみを表記
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2022年1月1日(土)~1月25日(火)
調査件数:10,931件(男の子:5,544件/女の子:5,387件)
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