ただの知り合いと結婚を決意した私
私たち夫婦は、もともと知り合いだったのですが、決して仲の良い友人という訳でもありませんでした。「友だち」というにも気が引けるくらいの「ただの知り合い」です。今になって思うと、「知り合い」程度の距離感の人とよく結婚を決意したなと思うこともありますが「この人となら恋愛期間を飛ばしても大丈夫」と思えたので、私は結婚の決意ができました。
自分の直感を頼りに「この人なら間違いない」と思ったのですが、私の決断は間違ってなかったな、と思うことがたくさんあります。
夫は幼なじみのような感覚
お互いのことをよく知らずに結婚したので、一緒に過ごしていくなかで新しい発見がたくさんあります。なかでもよく思うことが、生まれも育ちもまったく違う環境で生きてきたのに、不思議と幼なじみのような、昔から仲が良かったのではないか?という感覚です。
居心地が良いというか波長が合うような感覚があり、好きなものやきらいなものが似ていると感じることもたくさんあります。それは食べ物やファッションなどのことから、好きな人のタイプ、苦手な人のタイプなど目に見えない部分も同じ感覚だと思うことがたくさんあります。
例えば、単純なところでは食べ物では韓国料理が好き、ファッションでは黒ばかり着るなどです。感覚的な部分では、品格がない人は嫌い、所作が美しい人が好き、歳を重ねた分だけ魅力が増してる大人になりたいと思っているところなどは同じでした。
夫の人柄を知れば知るほど…
きっと波長が似ているから結婚相手になったんだろうな、と思うのですが、結婚が決まってから夫のことを知っていくなかで私が1番感心したことは彼の人間性です。
夫の友人や家族、会社の人や知り合いの方に会う機会や、私の家族や友人や会社関係の人に夫を紹介する機会がたくさんあるなかで、誰が相手でも態度を変えず、言葉づかいや礼儀正しさなどが一貫していることを知り、とても魅力的な人なんだということを知りました。
夫のなかで大切にしているのが言葉づかいらしく、私の会社のスタッフに会うときも敬語で丁寧な言葉使いをします。私の友人でも両親でもそこは変わりません。よく考えてみると、夫はどんなに仲の良い自分の友人でも年上の人には必ず敬語です。「親しき中にも礼儀あり」という事を大切にしているところは尊敬できる部分です。
良い部分も悪い部分もよく知らない状態で結婚の話が進んでいったのですが、夫のことを知れば知るほど、この人が結婚相手でよかったなと思えます。
私は独身時代に、彼氏や結婚相手にする人は「自分だけではなく、第三者にも気づかいができる人」という条件がありました。絶対条件ではないですが、例えば食事に行ったときにお店の人に対する態度が素敵だったり、私だけではなく私の周りの友人や家族にもやさしい人などです。
夫はその条件に当てはまるということを知らずに結婚を決めましたが、結果的に条件を満たしていたことになります。感覚だけで「この人!」と思った直感が正しかったなと、今は実感しています。
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著者/sugar111 佐藤 幸代