自分が生理と言い出せなかったあのころ
まもなく高校生になるという当時、仲のいい友だちと毎日みんなで一緒に過ごすのが当たり前のようになっていました。みんなと一緒にいるのが楽しくて、そのころは生理痛で体調が悪くても、自分だけ行けないのも嫌だし、恥ずかしくて言えなかったのです。
集まっているメンバーには男子もいるし、女子のメンバーでも生理だから遊べないという子はいなかったので、「我慢していれば大丈夫」と思っていたのです。
ただ、当時の私は、生理が始まって何年も経っていたわけではなく、自分の生理について、自分でもよくわかっていませんでした。
当時は、生理2日目を越えれば少し軽くなるということもなく、生理中はとにかく経血量が多く、生理痛もずっとありました。何となく「私の生理って経血量が多いのかな」と思ってはいましたが、ほかの人がどのくらいの量なのかもわからず……。なかなか他の人と比べられないこともあって、遊びには行かずゆっくり休んでいたほうがいいのかな?と思いながらも、友だちの誘いは断れなかったのです。
そんなときに生理に。私はあることを思いつきました。
人生初のタンポンに挑戦!
生理痛は鎮痛薬を飲むとして、問題なのは経血量が多いこと。そこで思いついたのがタンポンです。タンポンはナプキンよりも経血を吸収してくれるイメージがあったので、長時間の外出にも対応できるだろうと思い、早速、近所のドラッグストアに買いに行き、挑戦してみることにしました。
しかし、いざ使おうとすると、思っていたよりも難しく、なんとか入ったものの、痛くて痛くてたまりません。これで本当に合ってるのか?と疑問でした。多い経血は吸収できたとしても、長時間入れていたら痛くて我慢できない!と思う程。
結局、痛みを我慢できなかった私はすぐに取り出して、ナプキンを使い出かけました。もし経血が漏れてしまったとしても、痛いよりマシだと思ったのを覚えています。
今になって思うと、たぶん初めてのチャレンジではしっかりとタンポンが入っていなかったのではないかと思います。高校生くらいのときに再度チャレンジしたときには痛くなく快適に過ごせました。その後も経血量が多かった私は、タンポンとナプキンの両方を使うことを何年も続けていましたが、あれが人生で初めての苦いタンポンデビューとなりました。
※過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/ sugar111 佐藤 幸代
監修/助産師 REIKO
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