しかし、家族として同じ空間で生活をしている以上、いつまでも喧嘩をしているわけにもいきません。そこで私たちは喧嘩をしたときのルールを定めました。
感情に任せて発言しない
相手に対して何か言いたいことがあっても、感情的にならないことを一番大切にしています。感情的になってしまっても何も解決せず、むしろ相手を傷つけてしまう発言をしかねないからです。
私自身、つい感情的になりやすいので、カッとなってしまったときは深呼吸をしたり頭のなかで数字を数えたりして冷静になるように心がけています。一方で、夫は冷静に正論をぶつけてくるタイプです。そのため、「正論で相手を追いつめない」ということを意識してくれています。
一晩おいて意見をまとめる
私は普段から、自分が言いたいことを主張するのが苦手です。言いたいことを端的にまとめられず、「こう言ったら嫌われるかな」「ここを指摘したら傷つけてしまうかもしれない」とつい考え込んでしまい、本当に言いたいことがわからなくなってしまいます。
そのため、何が嫌だったのか、同じ喧嘩をしないためにはどうしたらよいのかをまとめるために、ぶつかった際は、一晩おいて話し合いをすることにしました。
そうすることでお互いにイライラも落ち着き、素直に反省し、ちゃんと話し合いができるように。私にとってこの時間は欠かせず、自分の気持ちを伝える練習をするためにとても効果的でした。
出勤時のお見送りは欠かさない
どんなに大喧嘩をしても、夫の出勤時は必ずお見送りを欠かしません。
喧嘩をしたまま出勤し、もし二度と会えなくなってしまうことがあればお互いに後悔すると思っているからです。そのため、玄関で「いってらっしゃい」と言うタイミングでお互いに謝ることが多いです。
出勤時はバタバタしがちですが、お互いに「ごめんね」とだけ伝え、夫が帰宅してからゆっくりと話し合うようにしています。帰宅するころには、お互い落ち着いていてほぼ仲直りできている状態なので、気楽な雰囲気でお互いの考えや反省をしっかりと伝えることができて助かっています。
喧嘩をするとどうしても「自分は悪くない」と思ってしまうため、なかなか冷静になれません。しかし、何回もの夫婦喧嘩を乗り越えて、相手だけが100%悪いという喧嘩は滅多にないということを学びました。
私たち夫婦は、この3つのルールを意識することで、より険悪になる前に仲直りをすることができています。これからも喧嘩はしつつも、その都度きちんと話し合って仲直りをし、仲のよい家庭を築いていきたいと思います。
著者/西山百々
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