現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。
多忙な夫、孤育てだと感じる日々
結婚してからというものの、夫の仕事の多忙さを実感していた私ですが、特に痛感したのは子どもを出産してからでした。平日、朝早く仕事に出る夫を送り出してからは、子どもと夜遅くまで2人きりの日々。そして休日まで出勤になることも……。
ママ友や両親、義実家のサポートがあっても、孤育てだと感じずにはいられない毎日に、落ち込むばかりでした。仕事だからしょうがないと思っても、割り切れない日々を過ごすうちに息子も1歳半を過ぎていました。このままではいけないと思い、子どもと2人の休日の過ごし方を改めることにしたのです。
落ち込む原因を考えてみた…
そもそも私はなぜ孤育てだと感じているんだろう?と考えたときに気が付いたのは、散らかった部屋、行き届いていない家事を実感することにストレスを抱えていたからでした。
やはり「パパがいれば、子どもを任せて家事ができるのに」と思ってしまうので、「いないのだったら、外で過ごして在宅時間を減らせば自宅は散らからないかも……」と発想を変えることに。息子は外遊びが大好きだったため、もともとほぼ毎日公園に行く生活でしたが、休日は少し遠出をして広い大きな公園に朝から出かけてみることにしました。
大きな公園で日中を過ごす!
2人分のお弁当と飲み物、お菓子や子どもの荷物を持って車に乗り込み、日中を広い公園で過ごしてみると、想像していたよりもあっという間に時間が経ちました。息子もとても楽しんでいて、私も散らかるおもちゃや食事の片づけをバタバタとする必要がなく、いつもよりも穏やかに過ごし、楽しい時間を満喫できたのです。
もちろん他の人たちが家族で楽しんでいる姿を見かけるとうらやましく思うこともありましたが、息子とも「今度はパパも一緒に行こうね!」と約束をし、2人で1日を楽しみました。
寂しいと思っていた休日も、思い切って遠出をし、いつもよりも充実した1日を過ごすことで気持ちに変化があったように感じます。息子が4歳になった今でも状況は変わっていませんが、公園だけではなく、新型コロナの感染状況を確認しながら水族館や動物園などに行くことも。息子とのデートだと思って、ワンオペを楽しめるようになりました。
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監修/助産師REIKO
著者:伊藤 美里
3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。