長期化しているマスク生活で、マスク着用による肌荒れ“マスク荒れ”に悩むようになりました。年齢肌で乾燥しやすい上にマスク荒れをすると、保湿ケアだけではなかなか治らず、悪化して赤みを伴うこともありました。気付くと顎の辺りの皮がゴッソリとむけていることもしばしば。次第に、この肌の荒れ方は、ただごとではないと感じるように……。
そこで、マスク荒れを改善しようと模索し、自分に合った方法を試した体験談をお伝えします。
年齢肌とマスク荒れで肌はお手上げ状態!
コロナ禍になり1年半がたつころ、口の周りが特に肌荒れするようになりました。子どもに「口の周りに白い何かが付いているよ!」と言われて鏡を見ると、ボロボロと皮がむけていることも。マスクで覆われている部分のどこかがいつもかゆい上に、加齢によって濃くなってきたほうれい線に沿ってカサつくようになりました。
原因は2021年夏ごろからより一層感染リスクを防ぎたいと考え、布マスクから飛沫を防ぐ機能が高いといわれる不織布マスクに替えたことではないかと思います。それまでは裏布がガーゼになっている麻のマスクを着けており、目立った肌荒れはしていませんでしたが、不織布マスクにしてからは、口の周りに赤いプツプツができるなど肌のトラブルが目立つようになっていました。
そして秋になり、45歳を過ぎた年齢肌に、夏の暑さによる肌へのダメージとマスク荒れの負担が重なり、もうお手上げ状態に……。いつもの保湿ケアだけではなかなか治らないことでいつもの肌荒れとは違うと感じ、マスク荒れへの対策をしようと思い立ちました。
マスク荒れの原因は蒸れと摩擦にあり!?
早速マスクによる肌荒れについて製薬会社のサイトで調べてみると、マスク荒れの主な原因は蒸れと摩擦刺激だということ。また、肌に負担のかからない素材のマスクを選ぶと良いとのことでした。ですが、肌に対するデメリットはあっても、感染予防の面からは、今後もしばらくは不織布マスクを着用し続けたいと思います。なので、蒸れと摩擦を軽減することでなんとか肌荒れを改善しようと次のような対策をしました。
・マスクによる過度な蒸れを減らす
不織布マスクは布のように吸湿せず蒸れやすいので、不織布マスクに乾いたティッシュやガーゼを挟み、湿ったら交換したり、通気性に優れた不織布マスクを利用したりして、マスク内の湿気をコントロール。屋外でのランニング時は市販の運動用素材の布マスクを着け、汗をかいたらこまめに拭いています。
・マスクのずれなどによる摩擦刺激を減らす
表情が動くとマスクがずれることがあるので、自分の顔にフィットするマスクを選択。結果、マスクで擦れていた鼻や頬骨の肌のかゆみが軽減されました。また、口元に空間のできる立体タイプの不織布マスクは、口周りの皮膚と接しないので、マスク荒れが特に悪化しているときに着けています。
次の章では、スキンケアについてお伝えします。
肌のバリア機能を高めるスキンケア
また別のサイトによると、肌が持つバリア機能とは、摩擦や紫外線、雑菌などの外部刺激から肌を守り、肌の水分を保つ働きのことだそう。また、蒸れてふやけたところに摩擦が加わると、肌はさらにダメージを受け、バリア機能が低下して荒れやすくなるようです。そのことを踏まえて私がおこなっている、肌のバリア機能を高めるための対策をお伝えします。
・スキンケアを念入りに
マスクを外すと湿気と一緒に肌の水分も蒸発して乾燥するので、念入りにスキンケアをしています。普段使っている保湿アイテムのなかでも、よりしっとりした効果のあるものを使用。また、肌荒れがひどいときは低刺激の洗顔料を使い、ナチュラルメイクにしています。
・マスク荒れ用の皮膚治療薬を活用
市販のマスク荒れ用治療薬の「マスキュア」(880円)を購入して、朝と晩の2回肌に塗ってみたところ、2~3日で改善。ほうれい線のカサつきにも効果があり、私にとっては欠かせないマスク荒れケアアイテムになっています。
肌の状態に合わせてスキンケアやメイクを変えたり、便利なマスクや治療薬などを利用したりして、マスク荒れ対策に役立てています。
まとめ
長期間マスクを着ける生活になりもうすぐ2年がたとうとしていますが、少しでも快適にマスクを着けることを考えるようになりました。真夏にマスクを着けるとつらいですし、マスクをして運動するときは息苦しさを感じますが、今の状況下では、自分で工夫できることを探して乗り越えることが大切なのだと思うようになりました。大げさなことはしていなくても、少しの工夫や心がけでマスク荒れは改善できると実感しています。
まだまだ乾燥する季節は続きますが、この方法でマスク荒れをなんとか乗り切っていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:あめあがりのにじ
映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。