ナプキンのおつかいを夫に頼むと…
私が「ナプキンを買ってきてほしい」と言うと、「わかった。どんなやつ買ってくればいい?」と夫は嫌な顔をせず承諾。買ってきてほしい物を伝え、夫に「嫌じゃないの?」と聞くと「なんで? 別に嫌じゃないけど」とだけ言ってナプキンを買いに出ていきました。
ナプキンを買うことに抵抗があったり恥ずかしかったりする男性も多いと思っていたので、まったく躊躇しなかった夫に驚きました。
夫が買ってきた物は…
しばらくして夫が帰宅。ナプキンしかお願いしていませんでしたが、袋のなかには何やらたくさんの商品が入っていました。夫は、お願いしたナプキンに加え、ショーツタイプのナプキン、貼るカイロ、ホットココアも買ってきてくれたのです。
夫によると、以前一緒に生理用品を買いに行ったときに私が「ショーツタイプのナプキンは夜の経血漏れの心配がないから安心」と言っていたのを覚えていたそうで、貼るカイロやホットココアは生理痛に悩む私のために、おなかを冷やさないようにと買ってきたとのことでした。
私は夫の気づかいに驚くとともに感動! 夫がなぜこのような素敵な気づかいをしてくれたのか、私はあること思い出しました。
生理に関する動画を見せた
以前までの夫は、私が「生理痛がつらい」と言っても生理についての理解がないため何をしてあげたらいいのかわからないようでした。そこで、生理に関する動画を見て生理や生理痛の症状などを知ってもらうことに。
動画を見せたときは特別、反応を示すことはありませんでしたが、今回「ナプキンを買ってきて」と頼んだことで夫なりに、考えて労わってくれたのだと感じました。
最近の生理期間中は思う存分夫に甘え、つらい生理痛を一緒に乗り越えています。「おなかが痛い」と言うと、カイロやブランケットを用意してくれたり、夜寝るときは私が寝るまで背中をさすってくれたりも。
夫は生理痛に悩む私を見ながら、何もしてあげられずもどかしかったと言っていました。生理に対する理解が深まれば女性のために動ける男性も増えるはずだと私は思っています。
不器用ながらも手探りで私の生理痛が良くなるように努めてくれる夫の姿に感謝をしながら、幸せな時間を過ごしています。
著者/斎藤セイカ
作画/ちゃこ
監修/助産師REIKO
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