高校生のとき、母がしてくれたこと
もともと私は毎回生理痛があるほうではなかったのですが、何回かに一度、おなかの下のほうが痛くなり、ベッドにうずくまって耐えることがありました。
私としては何となく市販の鎮痛薬は抵抗があり、それは母も同じだったようで、年齢の若い私に市販の鎮痛薬は……という気持ちがあったようです。
そんなある日、生理痛が重くて夕食前にベッドにうずくまっていると、母が「おなかを温めてみない? これ、湯たんぽみたいなものだから」とレンジで温めた砂袋を持ってきました。
そんなの効くの…? 半信半疑で試した結果
「砂袋って….…そんなの効くわけないじゃん。ただ温めるだけでしょ?」とまったく信じていなかった私ですが、母からの「いいから騙されたと思っておなかに当ててみな!」という迫力に負け、おなかの上にしばらく砂袋を乗せておきました。
すると、どうでしょう。最初はまったく効果を感じられなかったものの、時間が経っておなかが温まるにつれ、生理痛がひいてきたのです。完全な痛みの消失とまではいかなかったものの、砂袋を当てたあとはだいぶラクになりました。
今では生理時の必需品、使い捨てカイロ
現在の私は、第2子の出産後、毎回の生理で生理痛があるようになりました。特に生理1、2日目がひどく、市販の鎮痛薬を飲むこともしばしば。そして今では、生理痛の対処法として使い捨てカイロを使用しています。
母から教わった「おなかを温めて生理痛を和らげる」という対処法で簡易的にできるものはないか、と考えたときにいきついたのが使い捨てカイロだったのです。貼るタイプの使い捨てカイロは動いていてもおなかの部分からずれることがないので使いやすく、おなかを温めるとやはり生理痛は和らぎます。
生理痛がひどかったときに半信半疑で試した、母のすすめの「おなかを温める砂袋」。私の場合は実際に生理痛が和らぎました。今では、毎回の生理時に生理痛があるので使い捨てカイロでおなかを温めています。使い捨てカイロの封を開けるたび、母のやさしさを思い出して心が温かくなります。
著者/吉川みきな
イラスト/マメ美
監修/助産師REIKO
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