私のPMS症状
私の場合のPMS症状は、胸の張り、体のだるさ、情緒不安定、イライラ、抑うつ、眠気、不安、過食、めまい、むくみ、腹痛、頭痛など。これらの症状にも波があり「今月は頭痛がひどいな」「今月は情緒が不安定過ぎて何もできないな」などということがあります。
その対処法として、生理前から生理中の諸症状に効く、市販の生理痛薬などを服用しつつ、症状の嵐が過ぎるのをじっと耐えて待っているのです。
夫にSOSを出しにくい
私の場合、PMSは毎月あり、体調不良を自分でコントロールしきれないことがほとんど。しかし、夫にとっては、体調不良というものは風邪をひいたときなどに起こるもので、そんなに頻繁になるものではなく、私が「毎月不調になる」ということが理解できないようでした。
以前私がPMSで体調を崩していたとき「体調が悪いので寝るね。夕飯、適当に食べて」と夫に伝えると、夫に怒られてしまいました。そのときの私には、このひと言を言うのも精一杯だったのですが、夫からしたら「適当に」という表現が癪に障ったようなのです。
そのほかにも、調子が悪いときや疲れたときに、夕飯をデリバリーに頼ろうとすると嫌な顔をされたり、無視をされたりすることもありました。PMSがつらくてベッドで休んでいるときに、同じ部屋で銃撃戦ゲームをしている夫に「ヘッドホンをつけてプレイしてほしい」と何度頼んでも「耳が痛くなるから」と、こちらの体調不良に気をつかってくれないことも。
しかし私はその都度、PMSというものが私の場合は生理の10日ほど前から毎月訪れること、人によって症状や重さはそれぞれで私の場合の症状などを「もっと理解をしてほしい」ということを伝えていました。
さらに、婦人科に行ったり低用量ピルを試してみたりしてもあまり効果を感じなかったこと、体調を整える努力を自分なりにしていて夫になるべく迷惑をかけないようにしていることなどもアピールしていったのです。すると……。
頼みづらかった夫を頼ってみた
その日もPMSで体調が悪く、とても夕飯の支度ができる状態ではありませんでした。私は断られても仕方ないと思いつつ、仕事中の夫にメッセージアプリで「PMSがつらいので夕飯を作ってほしい」と伝えることに。
すると、何も文句を言わずに「いいよ」という返事がきたのです! そして、仕事から帰宅した夫は、さっそく夕飯の準備を始めました。ひとり暮らしを経験した夫は野菜炒めとご飯、お味噌汁まで作ってくれて、私は感動してしまいました。
食事後、「ごはんを作ってくれて、こんなにやさしくしてくれるなんて、感動した!」と伝えると、「別に普通でしょ」と何てことないことのように言われました。
結婚して3年間、PMSでの体調不良に関して理解されなかったり衝突が起きたりしたとき、ちゃんと自分の思いを伝えたことで、少しずつお互いに理解を深めていけたのではないかと感じた瞬間でした。
体調を崩したときは、SOSを出して断られる側も、急にSOSを出される側もつらいことがあると思います。そのためには、つらいことが起きる可能性については元気なときに伝えることが大事だなと学びました。一度話しただけで理解し合えなくても、少しずつ少しずつ近付いていって今回のようなことに繋がっていくのかもしれないと思いました。
著者/cantabile_039c
監修/助産師 松田玲子
イラスト/ののぱ
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