母は「生理あるある」で話を終わらせた
レバーのような塊について、私は最も身近な女性である母に聞きました。すると、「生理がきた女性ならみんな出るもの」としてすぐに話を終わらせてしまったのです。それでも不安が拭いきれなかった私は生理のたびに「今回も出てる!」と訴えました。
しかし、毎回「生理あるある」として母は片付けてしまい、次第に「自分のほうが生理が重かった」「塊くらいで騒ぐな」という話にすり替わってしまったのです。生理がとても重かった母にとっては、塊くらい気にするに値しないものだったのかもしれません。
叔母は母より親身になってくれたけど…
また、私には週に2~3回会うほど仲の良い叔父と叔母がいます。そこで、私は叔母にも「レバーのような塊」について聞いてみました。叔母は母よりも親身になって話を聞いてくれましたが、最終的には「塊くらいなら大丈夫」と言われてしまいました。
恐らく、当時の私は「大丈夫」という言葉より「なぜ塊が出るのか?」「塊の正体」を知りたかったのだと思います。2人から「大丈夫」と言われてもしばらく不安を抱いていましたが、私は次第に「大人が大丈夫って言うなら大丈夫なのかも」と思い、気にならなくなってきました。
10年後、塊の正体を知る
あれから10年、私はすっかり塊のことを「生理がくるたびに出てきて当然のもの」と認識し、まったく気にならなくなっていました。そんなある日、Instagramを見ていると「生理のときに出るレバーのような塊は普通じゃありません!」という投稿を見かけたのです。
投稿をよく見てみると、塊は過多月経の女性に出るものだとか。このような投稿は1つ2つではなく、定期的に見かけるほどいろいろな人が投稿されています。
私はSNSを通して、「塊は生理がくるすべての女性から出るものではない」ということを知りました。
近いうち、生理痛を軽減させるためピルまたは黄体ホルモン製剤を飲み始める予定です。処方前の診察では「過多月経」と言われなかったので、違うのかもしれませんが、レバーのような塊の感触が気持ち悪いこともあるのでピルや黄体ホルモン製剤を飲むことによって、少しは緩和されるといいなと思っています。
著者/佐藤里桜
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO
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