家事がこなせない
産後数カ月、私は常に気が張っている状態でした。初めての子育ては何をするにも不安だし、赤ちゃんのお世話にかかりきりなので、家事をうまくこなせません。「家事をしたいのにできない」という不満の気持ちでいっぱいでした。
そのころは夫が家事をしてくれたのですが、家事の経験がまったくないため手際が悪く、私はそれをもどかしく感じていました。そのため、可能な限り自分で家事を済ませようとしたのですが……。子育てによる疲労や忙しさでどうしても手が回らず、結局、夫に家事を手伝ってもらっていたのです。
イライラが募る毎日
そんなとき、夫が「やっておくよ」と言っていた家事をやっていないことが判明!
「約束したのに」「言ってもしょうがないんだ」「どうしてきちんとやってくれないんだろう」と、一瞬で負の感情が溢れて、止まらなくなりました。今まで感じていた不満もあったせいか、しばらく時間を置いても、イライラが収まりません。
子どもの前で夫婦喧嘩をしたくなかったので、夫に罵声を浴びせる前に、私はお風呂場へと逃げ込みました。
お風呂場で絶叫!
お風呂場に入るやいなや、シャワーを思いっきり出し、「ふざけるなーー!」と大声で叫ぶ私。そのあともイライラが収まるまで、しばらく「あーー!」など、言葉にならない感情を叫び続けました。
思いきり叫んだことや温かい湯船に浸かったことで、徐々に気持ちが落ち着いてきました。そしてお風呂場からあがると、驚いた表情の夫に「なんか叫んでたけど、大丈夫?」と声をかけられました。しかし私は、夫のこの言葉にイライラが再燃してしまいそうで、「大丈夫」とひと言だけ伝えて、その日はそのまま眠りにつきました。
それから数日後、イライラしていたのが嘘だったかのようになくなったのと同時に、生理が始まりました。 生理が始まってからは心のモヤモヤも晴れ、スッキリとした気持ちに。振り返ると、あのイライラはもしかするとPMS(月経前症候群)だったのではないか、と思っています。
その後、イライラがやってくる時期を大体把握できるようになったので、「もうすぐPMSがきそうだな」と思ったら、夫に「もうすぐイライラ期だから、ごめんね」と事前に伝えるようにしています。
先に伝えておくことで、夫はその日は早めに仕事を終えて帰ってきてくれ、イライラしている私を気づかってくれるのです。おかげで、今は良好な夫婦関係を保てています。
著者/かるまふ
イラスト/ののぱ
監修/助産師 REIKO
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