夜中に地震、そして停電
私は現在、夫と2人の子どもと一緒に暮らしています。上の子が幼稚園に通い始め、下の子がまだ歩くのもままならなかったころ、夜中に地震が発生。揺れはそれほど大きくなく、私はなんとなく揺れたのがわかって目が覚めたのですが、子どもたちは隣でぐっすり寝ていました。
また眠ろうと横になったとき、トイレに行っていた夫から「停電してるよ!」と言われ、私はとび起きました。
長引くかもしれないとわかり、夫は…
すぐ復旧するだろうと思い、しばらく様子を見ていると、どうやら強い揺れの地域があり、広範囲で停電が起きているとのこと。これは時間がかかるかもしれないねと2人で話していたところ、夫が、「何か食べるものを買ってくるよ」と言い出しました。
さすがに朝には復旧してるだろうと思っていた私は、そこまでしなくても……と内心思っていましたが、念のためにと、必要なぶんだけ買い物をお願いしました。
電気がなかなか復旧せず…
夜が明けて朝になっても電気は復旧せず、炊飯器でごはんを炊くことができませんでした。冷凍ごはんは電子レンジが動かないと温めることができず、わが家はオール電化でカセットコンロもなく、災害用の備蓄は水とクラッカーのみ。
しかし、夜の間に夫がおにぎりやパンを買ってきてくれていたので、慌てることなく、朝起きてきた子どもたちといつも通りの食事をすることができました。
また、その後夫は車で実家に行きカセットコンロを借りてきてくれたり、夕方暗くなってきた部屋をどうしたらより明るくできるか試行錯誤したりと、さらに頼れる一面を見せてくれました。夫のおかげで、子どもたちが「おなかがすいた」、「暗くて怖い」などとぐずることもなく、長い停電を乗り越えることができました。
困ったときにうろたえることなく、家族のためにすぐに行動してくれた夫には脱帽でした。そしてこのことがあってから、夫婦で災害への備えを見直すことに。
そこでも夫は、「あれがあったほうがいいね」、「これも準備しておこう」と積極的に参加してくれました。こんなに頼りになる人だったんだな、この人と結婚してよかった!と思った出来事でした。
著者/斉藤ひかり
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