こんにちは。日本コミュニケーション育児協会の珠里です。おもちゃは、見て触って音や感覚を楽しんだり、引っ張ったり、振ったりと赤ちゃんの探求心をくすぐることで、楽しさを覚え、繰り返しおこなうことでいろいろなことを学びます。
そして想像力や思考力をも育みます。ですので、成長の過程それぞれに似合ったおもちゃで遊ばせてあげたいものですよね。そこで今回は月齢にあったおもちゃの選び方についてお伝えいたします。
ねんね期(生後0~4カ月)
生まれてすぐの赤ちゃんはぼんやりと物が見えています、そして白黒で見えていたのが、赤が分かるようになり、徐々にはっきりとした色が分かるようになっていきます。その後、動いているものを目で追うようになり、音のする方へ顔を向けたり、手を伸ばしたりするようになります。
この時期の赤ちゃんには、やさしい音の出るベビーメリーやモービルがおすすめです。そのほか、はっきりとした色のおもちゃもおすすめです。カラフルなオーガンジーやリボンを、声かけながら揺らしてあげてもよろこびます。
おすわり期(生後5~7カ月)
おすわりや寝返りができるようになると、赤ちゃんの世界は広がり、興味を持ったものを手でつかみ、振ったりして遊ぶようになります。そして歯が生えはじめムズムズする時期でもありますので、振ると音の出るガラガラや歯がためがおすすめです。
また、なんでもすぐに口に入れてしまうので舐めても害がなく、飲み込めない大きさのものを選んで遊ばせてくださいね。小さなペットボトルにビーズなどを入れたものもおすすめです。
ハイハイ期(生後8~11カ月)
ハイハイができるようになると移動ができるようになり、動くおもちゃなどを追いかけて遊んだり、ミニカーなのどを自分で動かして遊ぶようになります。また、手でものを掴むのがじょうずになってきているので、ボールを転がしたりポンっと投げたりするシンプルな遊びも大好きす。一緒にやってあげるとものすごく喜んで遊びます。
ボールは子ども用のやわらかいものやタオル地のものがおすすめです。
あんよ期(12カ月~)
この時期はいろいろなことができるようになり、遊びが活発になっていきます。押して歩くとお人形などが動いてカタカタと鳴る手押し車や、またがって乗り足で蹴り動かす乗用おもちゃなどを好んで遊びます。
リズム遊びも大好きで、リズムに合わせて体を動かしたり、太鼓や木琴を叩いたり、マラカスや鈴など振って遊ぶようになります。また、指先を器用に使い、積み木や立体パズルも楽しめるように。いろいろなものに触れられる(体験できる)お散歩も積極的におこなってくださいね。
すべての期間に共通しているのは、赤ちゃんのおもちゃは水洗いできるプラスチック製や布製のものだと、清潔に保つことができるのでおすすめです。また、赤ちゃんに直接触れるものなので、木製やタオル地などの手触りのいいものも取り入れるといいですね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。