独身時代、夫の家事は完璧だった
大学入学とともに親元を離れ、ひとり暮らしを始めた夫は、ほとんどの家事を完璧にこなしていました。
節約のため、基本的に食事は自炊。また、夫の実家はあまりきれいな家ではなかったらしく、それが嫌だった夫は、ひとり暮らしを始めてから毎日掃除をし、つねに部屋はピカピカの状態でした。
そんな夫が、私と結婚してからはまったく家事をしなくなったのです。
私が夫を怠け者に!?
夫婦になった私たちは、新居で2人暮らしを始めました。夫が家事をしなくなったのは、ちょうどそのころからです。結婚するまで実家暮らしだった私は、親に頼りきりでほとんど家事をせずに生きてきたため、早く夫の理想の妻になろうと一生懸命でした。
料理に洗濯、掃除全般、ゴミ捨てに買い出し、その他の名もない家事たち。私は、どれだけ疲れていても「これは自分ができるようになるべき仕事だ」と意気込み、自分ひとりで家事をこなしていたのです。
それは、夫にとって、自分がやらなくても進んで家事をしてくれる人が現れたということ。つまり、私にはそのつもりがなくても、私が夫を怠け者にさせていたのです!
ついに我慢の限界!
夫と同じ正社員としてフルタイムで働きながら、家事をすべてこなす生活を続けているうちに、私の体力は限界を迎えました。
ある休日、私は体調を崩してしまって「今日は休みたいな」と思い、家事をせず過ごしていました。「夫が代わりに家事をやってくれるかな?」と期待していましたが、私が休んでいる間に夫が家事をすることはなく、おなかが空いたらカップ麺。そして、そのゴミは放置。
見かねた私は夫に「悪いけど体調が悪いから、掃除と洗濯をしておいてほしい」と家事を頼みました。すると夫は「わかった。あとでやっておく」と言ったのです。しかし、待てど暮らせど夫が掃除や洗濯をすることはありませんでした。
そんな夫に、私は溜まりに溜まったものが爆発! 「私のことをお母さんか家政婦だと思ってる? どうして自分が食べた物の片付けもできないの!? 掃除と洗濯も頼んだよね」と、初めて夫にキレてしまいました。
しかし、夫は「あとでやるから置いておいて」とゲームに夢中。私が「もういい!」と、夫が散らかしたゴミを片付けて、寝室に籠っていると……。状況を理解した夫が追いかけてきて、謝ってくれました。
夫にキレたあと、私たちは家事の分担について話し合い、私は料理、洗濯、掃除全般を、夫はゴミ捨て、皿洗いを担当することに。といっても、私のほうが家にいる時間が長いぶん、圧倒的に私の負担が大きいのですが。
それでも、夫が家事をしてくれるようになり、感謝しています。私たちは共働きなので、これからもお互いに協力しながら生活していきたいと思います。
著者/斎藤セイカ
作画/たぐちまり
関連記事:「ヤバイ!汗臭いかも!?」彼に、着替えるから待っとれ!と慌てて告げ… #さく坊馴れ初め 47
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!