初潮がきた日 第2話
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。クーラーをつけているにも関わらず、蒸し暑い真夏日で麦茶に入れた氷はすぐに溶け、外ではセミがけたたましく鳴いている。私の体は昨日までとどこか変わってしまった。
私は変わっていく自分を受け入れたのではなく、あきらめた。大人になる過程で、きっと誰もが通る道だから。うちの母のように、世の中の大人は初潮をよろこばしいことだというけれど、私にとっては望んでもいないことで、なにもうれしくなかった。
ちなみにそのあと母が赤飯を炊いたことで、家族みんなに初潮が知れ渡り、恥ずかしくて母にブチギレた。小5の夏休み、初潮がきた日の話。
監修/助産師REIKO
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