街コンに参加することに
当時、私は24歳で交際経験はなし。社会人になってからは職場と自宅を往復するだけで、出会いなどありませんでした。
そんなある日、母が「あなたはこのままひとりでいいの?」と尋ねてきました。私としては、「そのうち彼氏ができるでしょ」と気楽に考えていたのですが、まさか母に心配されていたとは……。
そこで友人に相談したところ、一緒に街コンに行くことに。でも人見知りの私は、初対面の男性とうまく話せるか不安でした。
彼との出会い
街コン当日を迎え、受付を済ませた私は「どんな料理が食べられるのかな」と食事だけが楽しみでした。肝心の出会いに関しては、「まぁいい出会いがなくても、緊張せずに男性と話すための練習になればいいや」と、割り切って考えていました。
そしていざ会場に入り、指定された席で友人と会話をしていると、そこに2人組の男性参加者が。人見知りの私は「うまく話せるかな……」と緊張がピークに達しましたが、ふと前の席に座った相手を見ると、そこにいたのは、私のタイプそのものの男性!
その瞬間、なんと私は彼に一目惚れをしてしまったのです。
交際に発展、そして…
想像以上に彼との会話が弾み、私は不思議と「ここで連絡先を聞かなければ、一生後悔しそう」と強く感じ、勇気を出して連絡先を交換。
その後、街コンが終わったあとは彼と毎日連絡を取るようになり、何度か食事を重ねました。彼と話すときは、毎回緊張はしたものの無言の時間があっても苦痛ではなく、穏やかで楽しい時間を過ごせました。
そして、街コンから3週間が経ったころ。ドライブデートの途中で、2人で夜景を見ているときに彼から告白され、お付き合いをすることに!
交際開始後、彼も出会いより食事が目当てで街コンに参加していたことがわかりました。似た者同士の私たちは、大きなケンカをすることもなく順調にお付き合いを重ね、トントン拍子で結婚することになったのでした。
軽い気持ちで参加した街コンで結婚相手が見つかるとは、思ってもみませんでした。あのとき、自分の直感を信じて連絡先を交換して本当によかったです。
8年経っても、初めて出会った瞬間の緊張感やときめきは鮮明に覚えています。そして、彼を紹介したときの両親のうれしそうな笑顔は今でも忘れられません。これからも出会ったころの気持ちを忘れず、穏やかで楽しい毎日を過ごしていきたいと思います。
著者/西山百々
作画/こいでちゃこ
関連記事:「私を家政婦か母親だと思ってる?」結婚直後、まったく家事をしなくなった夫。その理由は…
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!