赤ちゃんも1歳くらいになると、「わんわん」「ぶーぶー」「バイバイ」など、意味のある言葉が出始めますよね。だけど、息子は1歳を過ぎてもなかなか言葉が出ず、心配していました。
お友だちと比べて言葉が遅いかも
言葉が遅いかも? と思ったのは、1歳半になるちょっと前。同じ月齢のお友だちは、「バイバイ」「わんわん」「ちょーだい」「あった〜」など、意味のある単語をたくさん話しているのに、息子が話せたのは「ママ」「パパ」だけ。
1歳半健診では「単語を5個以上話せないとひっかかる」と聞いていたので、絵本を見せながら必死に言葉を教えようとしました。
それでも、1歳半健診当日までに覚えたのは「ママ」「パパ」のほかには「あんまん(アンパンマン)」「ぶーぶー」だけ。まわりにはすでに2語文を話し始めている子もいて、不安な気持ちのまま1歳半健診を迎えました。
心配した1歳半健診の結果は……
1歳半健診で「言葉が遅いかもしれない」と相談。すると、保健師さんは息子にいくつか質問をしました。数枚の絵を見せながら「○○はどれ?」と聞いたり、目の前にある積み木を「ちょうだい」と言ったり、そんな簡単なことです。
息子は言われた通りにやっていましたが、「電車」と聞かれたのに「車」を指差したりしていたので、隣で見守る私はハラハラしていました。そして、保健師さんに言われたのが「言葉は少ないですが、理解しているので心配しなくてもいいと思います。2歳まで様子をみましょう」ということでした。
突然訪れた「言葉の爆発期」
ひとまず安心して、それからも言葉を教えようとたくさん絵本を読みました。それでも、なかなか言葉が増えず……。心配はぬぐえないまま1歳8カ月になり、息子は保育園に入りました。
この時点ではまだ言葉が少なく、保育士さんにも相談していました。でも、入園後しばらくして驚くほどのスピードで言葉が増えていったのです。よく子どもには「言葉の爆発期」があると聞きますが、まさにそれ。2歳の誕生日を迎えるころには、あんなに心配したのがウソのように、おしゃべりが上手になっていました。
いま思うと、保育園に入るまでは私とふたりきりで過ごすことが多かったので、どうしても言葉少なになっていました。だけど、保育園では四六時中にぎやかに会話が飛び交っていたので、それが刺激になって「言葉の爆発期」を迎えたのかもしれません。
成長のスピードには個人差があって当たり前。あのころの自分に、まわりと比べすぎなくてもいいよ、と教えてあげたいです。
一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。