帰省での長時間の車移動が負担
夫の実家は東京、私の実家は長崎で、現在私たちは長崎に住んでいます。もともと乗り物酔いするところがあったものの、子どものころから車の渋滞は経験せずに生活してきた私。それが、夫と結婚し、夫の実家へ帰省するたびに渋滞を経験するようになりました。
帰省中の移動では毎度チャイルドシートを嫌がる子どもをあやしながらでヘトヘト。乗り物酔いをする私には、子どもをあやしながらの長時間の車移動はかなりきついものでした。
子どもはぐずぐず、私は嘔吐。夫は気づかず…
そして結婚2年目の帰省でのことです。お墓参りをするための移動中、大渋滞にはまってしまいました。私は変わらずチャイルドシートを嫌がる子どもをあやしながら長時間車に乗っていましたが、次第に酔って気持ちが悪くなり、袋にもどしてしまいました。
さらにその間、子どもはぐずぐずで泣いていましたが、夫と運転していた義父は会話に夢中。
ラジオをかけていたため、音が聞こえずらかったかもしれませんが、夫は後部座席に乗って、具合が悪そうにしている私や泣いている子どものことをまったく気にしてくれず、そのことにとても悲しくなりました。
途中でのトイレ休憩中、夫に「子どももぐずぐずで大変やったし、私も酔って気持ち悪かったんだよ。もうちょっと私たちのこと気にしてよ。お義父さんもいて言いにくいんだから」と伝えると、反省した様子を見せ「気づかなくてごめん」と謝ってくれました。
その一件以降、車での長時間移動になる際は夫が気にかけてくれるようになり、安心して帰省できています。
言葉にすることが大切
今回のことで改めて思ったのは「言葉にして伝えることがとても大事」だということ。お互い、なかなか思っているだけでは伝わらないことも多いです。
嫌なことは特に言いにくいですが、日常生活でも、価値観や考え方が違うのだから意見も合わないこともたくさんあります。そのなかで、自分の考えていることを口にして初めて相手と分かち合えることができるのだと気づかされました。
私にとって義実家への帰省中の移動がとても大きな悩みでしたが、悩みをきちんと夫に伝えたことで不安はなくなりました。
結婚して自分の思っていることを言葉にすることはとても大事だと感じる日々。今はお互いに「ありがとう」など、きちんと気持ちを伝え合い、たくさん会話をして円満に夫婦生活を送れています。
著者/板倉さやか
イラスト/マメ美
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