理想のタイプがわからない
結婚相談所の入会時のヒアリングで、「20代のうちに結婚相手を見つけたいんです!」「この1年全力で頑張ります!」と強く意気込んでいた私。
しかし、相談所のスタッフさんに「どんな人と結婚したいですか?」と聞かれても、「相性が良い人ですね! ……あれ、相性が良い人ってどんな人だろう? すみません、わかりません」と、いきなり壁にぶつかってしまいました。結婚願望はあるのに、「こんな人と結婚したい」という理想のイメージが思い浮かばなかったのです。
そこで私は、自分の理想をハッキリさせたいと思い、とにかくいろんな方とお見合いやデートをしてみました。でも、結局どんな人がタイプなのかいまいちピンと来ないまま、時が過ぎていきました。
やっと見つけた理想の男性
しかし、そんな「自分の好みオンチ」な私に転機が訪れます。相談所で紹介された、とある男性とデート中、喫茶店で注文を取りに来た店員さんに対して、「ありがとうございます」と笑顔で丁寧にお礼を言う彼の姿を見て、「あ、この人と結婚したい!」と感じたのです。
今までデートしてきた男性のなかには、私に対してやさしく接してくれても、店員さんに高圧的な態度を取る方や、友人の悪口を言う方もいました。そんな人と一緒にいると、「悪い人ではないのだけれど、なんとなく居心地が悪いなぁ」と感じることも。
しかし、彼に出会って「私だけでなく、ほかの人にもやさしい人が好き!」と、ようやく自分の理想のタイプに気付くことができました。
理想の彼とゴールイン
私は、彼とデートしたその日のうちに相談所のスタッフさんに「本日デートをした男性との交際を真剣に進めたいです」と自分の意思を伝えました。
幸運なことに、彼も私に好意を抱いてくれていたため、ほかの人とのお見合いはストップし、そこから私たちの真剣交際がスタート。交際中、私にもほかの人にも常にやさしい彼と一緒にいる時間が、とても心地良く感じました。そして、出会って2カ月でプロポーズをしてもらい、理想の彼と結婚することができました。
最初は結婚相手の理想像がわからなかった私ですが、彼の店員さんへのやさしい態度を見たことで、「こういう人が理想のタイプだ」と気づき、「この人と結婚したい」と思えるようになりました。
一緒にいて心地良いと感じる相手と出会い、結婚できたことを本当によかったと感じています。
著者/ココロナナコ
イラスト/sawawa
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