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「手術したほうがいい」医師から言われ困惑。夫婦で悩み出した結論は…?

「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」178話は、くぴこちゃんの左側のお鼻が倒れてしまったときのお話です。先生に相談すると、「修正手術で整えたほうがいい」と言われるのですが、じぇにこさんはある理由から悩んでしまって……??

慣れない矯正器具。思わず娘の口から本音が…

幼稚園に通うようになり1年が過ぎ、年中さんになったくぴこ。

 

登園の間は失くさないようにレチナを外していたのですが、家でレチナをつけるだけでは間に合わないようで、左の鼻がまた大きく倒れたように形が崩れてきてしまいました。

 

それは日に日に目立ってきているように思えて、ある日、口腔外科の先生に相談しました。

 

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(※)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具。

 

口腔外科の先生からは、修正手術をすることで形を整えることができると提案されます。

 

修正手術のことは口唇裂、口蓋裂の手術のときに、患者さんのお母さんたちから聞いて知っていました。

 

しかし、それをいつごろおこなうのかなど、詳しいことは知らなかったので、ここで提案をされて驚きました。

 

さらに……。
 

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修正手術をおこなうかどうかは特別な場合を除き、ほとんどは両親の希望によるものだという説明を受け、手術をする・しないの選択が保護者である私たちにゆだねられることに、ものすごく動揺しました。

 

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手術を受けると選択しても、実際受けるのはくぴこ本人。
 

さらに、まだ幼いまぴこのことや、以前に先生から口唇口蓋裂の手術においては
できれば回数は少ないほうが良いと説明を受けたことなど、いろいろな考えがよぎります……。

 

何よりも今までと違い今回の手術は、娘が怖い思いを鮮明に覚えてしまうことを考えると、その場ですぐに答えられませんでした。


しかし、今の鼻の形状では今以上に周囲の反応に敏感になってくると思うと娘のこの先の長い学校生活に支障が出てくるかもしれない。倒れた左側の鼻の形のままでいいのか……とそれも娘のためだとは思えません。

 

診察時にはすぐに答えられず、会計を終えるまで悩みに悩んで、夫とも相談し、選択した答えは……!?

 

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何が一番娘にとって良い選択なのか、かなり悩みましたが、お鼻の形をこのままにするというのは決して良い選択とは思えず、娘の未来が少しでも良いものになりますように……という思いで、修正手術を受けることを選択しました。
 


2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修/助産師REIKO

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターじぇにこ

    1986年生まれ愛知県在住。2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!

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