私とPMSの付き合い
PMSは生理の3~10日前くらいに起きる精神的あるいは身体的症状で、生理開始とともに軽快ないし消失するものと言われています。私の場合は、体的につらいことは特になく、精神的な不調が起こりがち。集中力が落ちて注意力散漫になったり、普段なら笑って流せる冗談も気になってしまったり、悲しくなってしまったりします。
自分自身がPMSがあるとわかっているので、生理前は余裕のあるスケジュールを心がけたり、人と会う予定をあまり入れないようにしたりして、PMSと付き合うようにしています。
なんでもかんでもPMSのせい
彼(現在の夫)はそんな私のPMSの症状を知ってからは、生理前にはゆっくり家で過ごせるようにするなど、それなりに気を使ってくれるように。ただ、それと同時に、私が彼に対して注意したり怒ったりしても「今、PMSだからイライラしてるんだね」と、聞く耳をもってくれなくなりました。
例えば脱ぎっぱなしの服を片づけるよう注意すると「PMSだから細かいことが気になるんだね。あとでやっとくよ」など、私の注意や怒りをすべてPMSのせいにするようになったのです。
PMSを言い訳にするな! 彼と話し合いに
確かに、PMS期は精神的に不安定になりがちなのは自分でもわかっています。しかし、脱いだ服を片付けることなど、PMS中かどうかに関係なく注意するものまで「PMSのせい」にされてしまうことにイライラ。
彼に対し普段から注意していることまでPMSのせいにされると嫌なこと、PMS期で精神が不安定になっているからこそ、その言い訳がとても腹が立つことを伝えました。
最初こそ言い訳がましかった彼ですが、一言一句同じ注意をPMSではないときにもしていることを思い出させ、PMSを逃げの言い訳にしないことを約束。最終的にはしっかり反省して謝ってくれました。
このとき以来、彼は「PMSだから……」という文言を使わなくなりました。PMSについては、自分自身がじょうずに付き合うことはもちろん大切ですが、家族もPMSの症状を理解してもらえるとさらに快適にすごせるようになると思います。
PMSだからという彼の言い訳はとてもイライラするものでしたが、話し合うキッカケになったのは結果としてよかったと思っています。
著者/レイトン愛加
イラスト/マメ美
監修/助産師 REIKO
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