「どうしよう」働かず浮気を繰り返す彼。妊娠したことを告げると、彼は…

私は当時24歳で会社員、彼はニート。付き合ってもうすぐ2年が経とうとしていたころ、女にもだらしなく、働きもしない彼とはもう潮時かな、と考えていたのですが……。

「どうしよう」働かず浮気を繰り返す彼。妊娠したことを告げると、彼は…

 

「どうしよう」働かず浮気を繰り返す彼。妊娠したことを告げると、彼は…

 

働かず浮気ばかりする彼

当時会社員だった私は安月給、彼はその日暮らしのニート。彼は女にだらしなく、たまにバイトしたお金はパチンコに消え、昔ホストだったこともあって浮気相手はたくさんいました。 つらくて何度泣いたかわからないし、生まれて初めてビンタした相手も彼でした。

 

この人との将来は考えられない、そろそろケジメをつけなきゃと思いながらも、惰性で彼と暮らす日々が続いたある日。彼が突然「妊娠してない?」と言い出したのです! もともと私は生理不順で、まともに生理がきていなかったので、「生理不順なだけで、妊娠は気のせいだよ」と言ってはぐらかしました。

 

ところが、彼は毎日のように「妊娠してるんじゃない?」と疑ってくるのです。自分でも気づかなかったのですが、彼によると私の様子がいつもと違うらしく……。彼があまりにもしつこいので、薬局で妊娠検査薬を買って職場で試すことに。すると、陽性の線が濃くはっきりと表示されたのです!

 

私は、「どうしてわかったんだろう」と彼の直感に驚くと同時に、急に不安になりました。まともに仕事もしていない、浮気相手も何人いるかわからない。そんな彼に妊娠したことを告げたら、家から出て行って連絡が取れなくなるんじゃないか、と。

 

彼の反応は…

職場にいた私は、とりあえず彼に簡単に報告することに。「妊娠検査薬を試したら陽性だった」とだけ送ると、彼からは「わかった」と返事が。私は、「これからどうしよう、家に帰ったら彼がいなくなっているかも」と、不安に押しつぶされそうで仕事が手につきませんでした。

 

どうにか仕事を終え、同棲中の家に向かって歩いて帰っていると……突然、彼が私の目の前に! そして彼はこう言いました。「荷物持つよ」ええっ!? 今まで私の荷物なんて一度も持ってくれなかった彼が!? たいして重くもないハンドバッグを持った彼は、続けて私に「ごはん作ったから」と告げたのです。

 

彼が何を考えているか、まったくわかりません。 家に着いて唐揚げを食べたあと、彼はおもむろに話を切り出しました。 「仕事マジで探さなきゃな、母ちゃんに明日連絡するわ。」

 

まるで昨日までとは別人のような彼の発言に、またもや驚く私。「え? うん、でもいいの?」と私が戸惑っていると、彼は「それ以外あるの? とりあえず明日から仕事探すわ」 と、自分なりの決意を言葉にしました。今まで、周りがどれだけ言っても仕事に就こうとしなかった彼。私の妊娠が判明したことで、彼が変わろうとしていることは理解できるのですが、それがどれくらい本気なのかまだわかりません。私は相変わらず、これからどうなるのか不安でした。

 

翌日、彼は母親に連絡をし、私の妊娠を聞いた彼の母は激怒。「仕事もしていないくせに何を考えているんだ」と怒られた彼は、「仕事は見つけるし、母ちゃんに迷惑かけない。もういい」と怒鳴って電話を切ってしまいました。

 

私は彼のお母さんに何度か会ったことがあり、本当に素敵なお母さんだったから、彼からこのお母さんを引き裂いてはいけないと思い、後日、彼のお母さんに手紙を送りました。 自分たちの責任であること、先はわからないけど彼にチャンスをほしい、信じてほしいなどと、書いた記憶があります。 その手紙がお母さんの心を動したのかはわからないけれど、数日後、彼のお母さんから彼に連絡が入り、2人で家に来なさいと言われました。

 

お母さんは「お手紙ありがとう」と、私の気持ちはきちんと汲み取ってくれたうえで、自分の息子である彼に腹を立てていて、決して私が嫌いで怒ってるわけじゃないと、説明してくれました。 子どもを育てていくことは簡単ではないし、ましてや仕事をしていない彼が本気で変わらないと、私の人生を狂わしてしまうことを案じていました。

 

それでも彼は揺らぐことなく、「仕事は見つけるから」と主張。 お母さんは、彼のお父さんに仕事を紹介してもらおうと提案したのですが、彼は頑なに「親父のコネは使わない」と拒否。 私は内心、「そんなこと言ってられないじゃん」と思いながらも、彼の決心を踏みにじりたくなかったので、彼の就職活動を見守ることにしました。

 

娘のために変わった彼

その後、彼は何枚も履歴書を送り、何社も落とされ、それでも誰にも頼らず、正社員で土日祝日休みの仕事を探し続けました。私は、今までニートだった人がそんな好条件で選んでいたら絶対に決まらないよ、と諦めかけていたのですが……。

 

ある日、「面接に来れますか?」と彼に1本の電話が。 たいした職歴もないなか、その会社は彼に面接のチャンスを与えてくれました。 面接をしてくれた方は、本来は採用する気はなかったけれど、何か光るものを感じて彼に会ってみたいと思ったそうで、その後、彼は見事に就職することができました。

 

そうして彼の就職が無事に決まり、ちょうど交際2年記念日に籍を入れ、私たちは夫婦になりました。 なぜ彼が会社の条件にこだわったかというと、彼の父は単身赴任で別の場所に住んでいて、幼少時代の彼は父親と過ごした思い出がほとんどないそうで、自分が父親になったら子どもとの時間を取れる仕事に就きたいという思いからでした。

 

この人は家族のことを意外にきちんと考えているんだなと、私の彼に対しての評価が、浅はかだったと反省。立ち会い出産のとき、彼は涙をボロボロ流して娘の誕生を喜んでくれました。

 

 

その後、彼の仕事を見かけた、ある大企業の方がヘッドハンティングしてくれ、彼は中小企業から大企業へステップアップ。借金だらけだったスタートも、今となっては笑い話になりました。念願のマイホームをもつこともできて、2人目を8歳差で出産し、今は結婚11年目となり、第3子を来月に出産予定です。

 

周りからろくでもないと言われていた彼が親になり、少しずつ成長して今では我が家の立派な大黒柱。 あんなに何をやっても続かずにいた人が、今は部下もいるトップセールスマンになりました。

 

彼の原動力となったのは、長女の誕生です。長女がここまで変えたんだと、彼自身も言っています。ニートでお金もなく、浮気ばかりしていた彼が、どん底から這い上がるために必要だったのは、誰かのために頑張ろうという気持ち。 大変な時期もありましたが、彼と一緒に頑張ってきてよかったと思いますし、これからも彼を支えていきたいです。

 

著者/お華さん
作画/霜月いく

 

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    マンガ家・イラストレーター霜月いく

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