現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。
「孤育て」がつらかった妊娠期
私の夫は転勤が多い職種です。第2子を妊娠中に転勤になり、1歳児の子育てを新天地で始めました。それは、近くに友だちもいない、親族も遠い県外に住んでいて頼ることができない、という状況でした。
妊娠中の私は、目が離せない1歳児を連れて買い物に出るのさえおっくうで、家に引きこもるような生活。外に出るのが怖いのに、家の中で子どもと過ごすのもつらい。社会と繋がっていないということで焦りも感じていました。
孤育てを解消したい! 私がおこなったこと
この状況を改善しようと考えた私は、自治体が開設している子育て支援センターに行ってみることに。そこであれば目が離せない子どもを安全に遊ばせることができるのではないかと思ったからです。
子育て支援センターには支援員さんが常駐しており、初めて施設に行った私に「困っていることはない?」と、親切に子どもが近所で遊べる場所の情報などを教えてくれました。情報を手に入れたことよりも、支援員さんと話してなんだか気分が晴れた私。夫以外の大人と会話したのが久しぶりだったのです。
私は孤育てが苦手! 人と繋がりたい!
ワンオペで子育てと家事をすることはとてもつらいけれど、その大変さを共有したり助けを求めることができない状況。そこで、私にとって特に何がつらいのか、自分なりに分析してみることに。
すると子育て中に社会との繋がりがなくなることがつらかったと気づいたのです。SNSでは友人や家族と繋がっていますが、それでは私の心の隙間は埋められないのだと感じました。実際に会って話す人の言葉とあたたかさは、私に社会と繋がっているという自信と生きる活力を与えてくれたようです。
これからも転勤が多いだろうと予想されるので、今後、孤育てにならないように気を付けていることがあります。それは引っ越した先で自治体のサポートをすぐに調べること。子育て中のママが集まる場所を事前に調査して、積極的に顔を出すことです。私自身が人と繋がっていたいという思いがあるので、新しい土地の情報は出会った人に頼り、教えてもらうことにしています。
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監修/助産師REIKO
著者:三宅ちよこ
フリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。