ブラジル人の同僚が感動!
ある日いつものように仕事をしていると、ブラジル人の同僚から「生理用ナプキンかタンポンを持っていない?」と相談が。私はいつも念のために生理用品を会社に置いているのでそれを彼女にあげたところ、翌日、「あの生理用ナプキンどこで買ったの?」と興奮気味に聞かれました。
彼女にあげた生理用ナプキンは、以前日本に一時帰国したときに大量購入した物でした。使い心地がとてもよかったらしく、どうやら気に入ったようです。
彼女が特に感動したのが、日本の生理用ナプキンならそう珍しくもない「立体ギャザー」。肌ざわりがやさしく、横もれもしっかり防いでくれるとあって、彼女はいたく感動していました。
日本とブラジルではこんなに違う
ブラジルにももちろん生理用ナプキンはあります。ただとにかく種類が少なく、横幅の広い物や立体ギャザーが付いている物は見たことがありません。また、ブラジルのナプキンは肌ざわりの質が日本の物ほど良くないので、かぶれることもしょっちゅうです。
彼女が「日本の生理用ナプキンはすごい!」とお昼休憩中にほかの同僚たちに話したことをきっかけに、話題は生理用ナプキンに。ブラジル人女性の下着の定番といえばタンガ(いわゆるTバック)なのですが、ブラジルではタンガ用の生理用ナプキンが販売されているそうです。
私が、日本の生理用ナプキンの種類の豊富さや質の良さなど、日本のナプキン事情について話したところ、ブラジルではタンポンや月経カップ、低用量ピルがよく使われているので、ナプキンが主流の日本と違い、ブラジルではナプキンの質がそこまで求められていないのかも……と推測した人もいました。
私は「ところ変われば、生理用品も全然違うんだな……」と、とても興味深かったです。
おみやげはナプキンがいい!
その後、評判を聞きつけて、ほかの仲の良い同僚たちも「日本の生理用ナプキンを使ってみたい」と言い始めたので、みんなにあげることになりました。結果、みんな大感激!
●肌触りが柔らかくて気持ちが良い
●立体ギャザーが良い
●粘着力がちょうどいい(ブラジルの物は粘着力が強すぎたり弱すぎたり極端)
●ナプキンを使うときパッケージから出すだけでいい(粘着面のはくり紙を外さなくてもいい)
●外装が使い終わった生理用ナプキンをくるめるようになっているのが良い
●すぐに経血を吸収してくれる
こんな高評価をもらいました。
私は仕事や趣味でいろいろな国に行きましたが、日本の生理用ナプキンの質は世界最高だと思っています。ナプキンはかさばるので大量にはブラジルへ持って帰れませんが、日本へ一時帰国したときには、スーツケースの隙間にも詰め込むなどして、なるべくたくさん荷物へ入れるようにしています。
経血量が非常に多い私にとって、質の良い生理用ナプキンは必須です。特に生理2日目は日本の生理用ナプキンを付けていると安心感が違うので、心の保険として日本の生理用ナプキンは常備するようにしています。
ブラジル人の同僚を感激させた日本の生理用ナプキン。このとき以来、日本へ一時帰国するたびに夜用の大きいタイプの立体ギャザー付きをおみやげに頼まれるようになりました。
正直、生理用ナプキンはかさばってスーツケースのスペースが取られるので、おみやげの依頼品としてはあまりありがたくないのですが(笑)、それでも喜んでもらえるのがうれしいですし、私自身も経血量が多い日に安心感を得られるので、これからもスーツケースのスペースが許す限り、日本の生理用ナプキンを持って帰ろうと思っています。
著者/レイトン愛加
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO
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