生理がラクだった高校生のころ
高校生のころ、生理痛がひどい友人たちが「生理痛だから帰る」と早退していくのを見て、生理痛がそれほどなかった私は「大変だなぁ」という気持ちでいつも見ていました。
今では、生理になると頭痛やめまい、腹痛など、いろいろな症状に悩まされることがある私ですが、高校生のころは、経血の量は多いものの、生理での不快な症状はほとんどありませんでした。
めずらしく生理がつらい
あるとき、風邪気味だったせいもあるのか、いつになく生理がつらいときがありました。体がだるく、重い感じが……。
家に帰って寝たい……と、早退を考え保健室へ。体がだるいことを伝えると、まず熱を測るように保健室の先生に言われました。しかし熱はなく、「どうする?」と先生。
「熱がないなら、教室に戻る?」とも言われましたが、体はだるく、気持ちとしては早退したい。そこで私は、生理痛であることを伝えたら納得してもらえるかもと思い、「生理痛もあるので早退したい」と伝えました。
保健室の先生から思いがけない返事が
すると、先生から「生理痛くらいで帰るの?」という、思いがけない返答が返ってきたのです。
友人が生理痛で何度か早退していることを知っていたので、「帰っていいよ」と言われると思っていた私はびっくりしました。「おなかを温めて様子をみたら大丈夫なんじゃない?」と、先生は生理痛で早退することをあまり良く思っていないようでした。
しかし、とにかく体のだるさがつらく、授業を受けられる体調ではなかったので「帰りたいです」と言って、結局早退することに。
まとめ
あのときなぜ先生が引き止めるようなことを言ったのか、よくわからないままでした。保健室の先生は女性で生理痛についてもわかっていると思うし、仕事柄、知識もあるはずです。
私が日頃から早退ばかりしているなら「ズル?」と思われてもしかたありませんが、そんなこともなく……。理由はわかりませんでしたが、私のなかでは先生の言った「生理くらい」という言葉は引っかかるものとなりました。
そのため、大人になった今は、「生理くらいで」という言葉は使わないようにしたいですし、「生理痛でつらい」と言う人に寄り添えたらと思うようになりました。
著者/うみの るな
作画/まっふ
監修/助産師REIKO
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