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「最悪の場合、死んでしまう?」ナーバスな妊婦が必死に赤ちゃんへ語りかけ、起こった奇跡とは!?

初めての出産は不安が大きくて、ただただ夫に立ち会ってほしかった私。元気な赤ちゃんを産めるのか、自分自身“死ぬかもしれない”とナーバスになることもありましたが、出産予定日1週間前に最高のお産ができた体験談です。

早朝の破水からスタート

妊娠中は眠りが浅く、朝5時には目覚めてしまう生活でした。出産の日もまだ薄暗い時間に目が覚めて、トイレに立つとちょろっと何かが垂れる感覚が。尿とは違う、嗅いだことがないにおいがして、破水だと思いました。

 

寝ていた夫を起こして「破水したかも」と伝え、かかりつけの産院に電話すると、「緊急性はなさそうなので、朝ごはんを食べてゆっくりおいで」とのこと。ちょろちょろと破水している程度だったのでナプキンをあてて日常動作ができました。

 

「いつ生まれてもいいね」と話していたら…

前日には私の実家に妹夫婦や祖母が大集合して食卓を囲み、「もういつ生まれてもいいね」と話していて、そんな翌日の破水でした。

 

朝食をとったあとは準備しておいた入院バッグを持ち、7時前には夫が運転する車で産院へ向かうことになりました。この日は日曜日で、夫は休日でした。私は深夜の出産や、家族が留守の場合は自力で産院まで行くことなどを想定していたので、日曜日の朝にゆっくりと出産が始まったことに安堵したのを覚えています。

 

陣痛が来てからはトントン拍子

産院では畳でくつろげる陣痛室に通され、付き添いの夫と陣痛を待つことになりました。10時ごろ、軽い生理痛のような痛みを感じて、間隔を測ろうとアプリを起動しましたが、様子を見に来た助産師さんから、「アプリをいじっていられるうちは、まーだまだ」と言われて夫婦で緊張していたのがほぐれました。

 

やがてお昼ごはんが出て、夫は外食へ。そのタイミングで箸が止まってしまうレベルの痛みに達しました。慌てて夫が戻ってきたときには、私はうずくまり、トイレにも行けず、助産師さんにおむつ交換をしてもらう状態でした。

 

 

幸せな気持ちで臨んだお産

私は体がバラバラになるような痛みに達し、“早く分娩台に行きたい”と思っていました。やっとの思いで子宮口が開いて、助産師さんに支えてもらいながら分娩台へ移動。何回かいきんで、スーッと眠くなって休憩したり、なぜかちょっとおもしろくなって笑ってしまったり、不思議と痛みはあまり感じなくなっていました。

 

最後のいきみは、お股だけではなくおしりまで裂けないか心配でした。それでも助産師さんの「いいよ! 大丈夫!」の掛け声で安心して力を込めると、ドゥルン!と赤ちゃんが生まれてきました。お股は裂け、縫合もありましたが痛くありませんでした。夫に何かしてもらったわけではありませんが、ずっとそばにいてくれたことで安心できたので、日曜日の昼間に生まれてきてくれたわが子に感謝です。

 

 

初めての出産だったこともあり、妊娠中の私は「お股が裂けるのは嫌だな〜」とか、「最悪、死ぬかもしれない」とナーバスにもなることもありました。それでも、夫がついていてくれたら安心だからと、「土日に出ておいで〜」と常々おなかの赤ちゃんに話しかけていました。さらに、妊娠中は早寝早起きをしていたので、朝型のママのために、最高のタイミングで出てきてくれたものだと感心してしまいました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師 松田玲子


著者:コイデ フサコ

娘が1歳のときから現在4歳まで正社員ワーママを頑張ったものの、心身共に限界を感じて10年勤めた会社を退職。娘にとってお母さんの代わりはいないこと、お母さんの自由時間の大切さを痛感している。

 

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