自分の食事が終わるとスマホを取り出す夫
私の夫はスマホ依存症とまではいきませんが、暇さえあればスマホを見ています。家事も育児も何でもしてくれるとてもやさしい夫なのですが、スマホを見ている時間が長いことだけは以前から気になっていました。
たとえば家族で食事をしているとき、夫は食べるスピードが速いため一番先に食べ終わるのですが、その後すぐにスマホを取り出すのです。そして私や息子たちの話に相づちを打ちながらも、その目線はスマホに……。私は夫のこの行為に嫌悪感を抱いていました。
私が注意したときの夫の様子は……
私が夫に望んでいたことは、自分の食事が終わったら息子たちや私と会話をする、もしくは自分が使った食器を先に洗う、ということでした。そのため私は「子どもたちが食べ終わるまではスマホを見ないで。子どもたちと話すとか、自分が使った食器を洗うとかしてよ」と夫に伝えたことが何度かありました。すると夫は言った通りにはしてくれるのですが、そのときの表情がとても不満そうなのです。
私はその表情を見て、「なんで家族の時間よりスマホを見ることのほうが優先なの」と憤りを感じていました。しかし息子たちの前で喧嘩をして険悪な雰囲気にしたくなかったため、グッと堪えていました。
フードコートで私の怒りが爆発!
そんなある日、家族でショピングセンターのフードコートで食事をしていたときのことです。いつものように夫が一番に食べ終わり、ここでもまたスマホを取り出しました。このとき夫の横では、まだじょうずにスプーンやフォークを使えない次男が食べるのに苦戦していました。しかし夫はスマホを見ているため次男の様子に気づきません。
私はそれを見て今までの怒りがついに爆発。「スマホにそんなにおもしろいことが書いてあるの!?」と周りの目も忘れ、夫に怒ったのです。夫は周囲の目が気になって恥ずかしくなったのか、そそくさとスマホをしまいました。これ以降、夫が同様の行為をすることはほとんどなくなりました。
自分でも「嫌な言い方だったかな」と思いますが、私と息子たちが蔑ろにされたようで、悲しく、腹立たしい気持ちからつい出てしまったひと言でした。私は家族でいるときは家族の時間を大切にしたいですし、夫にもそうしてほしいと思っています。しかしそれを何度伝えてもわかってもらえないときは、周りの目があるなかでガツンと言うのも1つの方法だと感じた出来事でした。
著者:今岡めい/女性・ライター。7歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています