名前を呼ばれ、ドキドキしながら診察室へ向かうあきママさん。まさか、医師から衝撃の事実を伝えられるとは、このときは知る由もありませんでした……。
「特別養子縁組への道」第9話
※WHOは、正常な精子数の範囲を1ml当たり1500万個から2億5千万個としています。
1年間タイミング法を試すも妊娠しなかったあきママさんは、不妊治療の病院へ行きました。受付で夫の精子を提出し、待合室で3時間待ちました。
平日の昼間でも混んでいる状況を見て、不妊治療に通う人の多さを実感します。
そしてようやく名前が呼ばれると、「卵管造影検査」をすると思っていたあきママさんは、痛いのかなとドキドキ……。
しかし、診察室で医師から告げられたのは、夫、なすびの精子の検査結果でした。
「精子がですね、0匹という結果が出たんですね。」
一瞬、頭が真っ白になるあきママさん。冷静になり、
「1匹もいないんですか?」
と聞くと
「そうです。いわゆる無精子症です。」と医師は説明しました。
こうして、卵管造影検査などのあきママさんの検査は、夫の詳しい検査を終えてからおこなうことになりました。
次回、あきママさんは、夫、なすびにこの事実を伝えますが……!?
※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。