婦人科通いに疲れる
1歳上の夫はいわゆる草食系なので、長女を授かるときも排卵日を考慮して的を絞っていました。そのため妊娠するのに1年程要することに。そして2人目をつくろうとなったのは私が32歳のとき。
念のため婦人科に通い、タイミング療法や精子と卵子の検査をしてもらいました。精子に若干元気がなかったのですが、卵子には異常なし。ですが1年経ってもタイミング療法では妊娠しないので、人工授精を2回しました。それでも結果は出ず、やはり20代のころより難しいなぁと心が折れかけていました。
やっとの思いで妊娠判明
クリニックで「人工受精は3回まで」と言われていたので、次が最後でした。「これでだめなら体外受精も視野に入れないと」という思いで、クリニックでおこなわれる体外受精講座に申し込もうかと夫と話していました。
ですが人工受精にも少し疲れていたので、次の排卵日はタイミング療法で挑戦してみることに。すると、まさかの翌月に生理が来ず、妊娠が判明したのです。
度重なる不調に疲弊…
体外受精も視野に入れていたほどなのに自然妊娠できるなんて、本当に妊娠は奇跡だと思いました。そんな幸せオーラの私でしたが、つわりなのか妊娠初期から倦怠感が常にありました。長女のときは少し食べづわりがあった程度で妊娠期間は元気だったので、倦怠感がつらかったのを覚えています。
そして妊娠3カ月ごろ、いつものように倦怠感があったのですが、自宅の階段を下りているときに足を踏み外し足の甲を骨折。それだけでなく、妊娠5カ月ごろには、朝目覚めるとめまいで起き上がれず、耳鼻科を受診すると良性発作性頭位めまい症という病気でした。次々に起こる体の不調に私は疲れ切っていました。
産後の爽快感に感動!
めまいは1週間ほどで治り、足もだんだんと良くなってきました。ですが妊娠後期になるとおなかが大きくなり膀胱が圧迫されるのか頻尿がひどく、午前中だけで10回ほどトイレに行くことも。そのたびに倦怠感のある身重な体を起き上げるのがつらく、夜も深く眠れないのが嫌でたまりませんでした。
そんな私の思いを汲み取ってくれたのか、次女は出産予定日より10日も早く生まれてきてくれました。倦怠感も頻尿も嘘みたいになくなり、産後の爽快感ったらなかったです。私は産後よりも産前が本当につらかったです。
やはり20代のころと比べると、体の不調が顕著にあらわれたので落ち込む部分もありました。妊娠中からこんな感じで産後は大丈夫かと心配になりましたが、私は産後のほうがとてもラクでした。生まれてくると愛おしさしかありませんし、20代のころよりもゆったりとした気持ちで子育てができるので楽しんでいます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師REIKO
著者:石井ゆうき
9歳と1歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。1人目出産直後に夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。