初めての出産は誰でもドキドキですよね。妻の気持ちもさながら、100%妻に託すしかない夫の気持ちとは? 私のニュージーランド人の夫はとにかく初めてのわが子の誕生を心待ちにしていました。そんな夫が、出産の立ち会いに間に合わないというハプニングが起きてしまいました!
計画出産
10カ月に入ったおなかの子はかなり大きくなっており、予定日一週間前ですでに3700gの予想。相談した結果、自然分娩を望んでいたため、大きくなりすぎる前に計画出産を決断しました。
入院して、バルーンや陣痛誘発剤の処置を行いました。すぐに陣痛は始まるものの、子宮口はなかなか開かず、その日は1日陣痛に苦しみながらも、生まれる気配はありませんでした。いつになるかわからないので、夫には家で待機していてもらうことに。
まだまだ産まれない
朝になり昨日と変わった様子はなく、先生も明日になりそうだな、とおっしゃったのでそれを夫に伝えました。
「明日になるかもしれないらしい」とは言ったものの陣痛がかなり激しく、これが明日まで続くなんて考えられない状態でした。そして、少し家事を済ませたらすぐに病院に来てくれるという夫の言葉に安心し、電話を切りました。
急展開!ドアの向こうから「Oh my God!」
すると急展開!助産師さんたちがバタバタし始め、「産まれる!」と分娩室へ!それからはあっという間でした。
ちょうど産まれるころに、病院に到着していた夫は、ドアの向こうで衛生着に着替えさせられ、消毒などをしている最中だったようです。すぐドアの向こうにいた夫が、わが子の泣き声を聞き「Oh my God~!!」と叫んでいるのが聞こえました。しかし、私は出産のよろこびと痛みからの解放で、それどころではありませんでした!
出産を見逃してしまった夫。何と言われても病院にいればよかったと後悔していました。何もできない夫としては、そばにいて出産の壮絶さを味わいたかったのでしょう。(TEXT:ブラウン美由紀)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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