日本製のナプキンを使い切った
カナダにきて1回目の生理は、日本から持ってきていたナプキンで過ごしました。ただ、荷物はスーツケースひとつだったので、残念ながら多くのナプキンを持ってくることはできず……。安心して使える日本製のナプキンを使い切ってしまって、「いよいよ現地の生活に慣れなくては」と思ったことを覚えています。
とはいえ、海外のナプキンに不安を感じながらも、同じ女性が使っているのでそんなに変わりはないだろうと自分を励ましました。
ドラッグストアの品ぞろえ
2回目の生理がくる前にドラッグストアにナプキンを求めてやってきました。まず目に入ったのは、タンポンの種類の多いこと! ビックリしました。
日本だとナプキンがメインで、タンポンが端のほうに置いてあるイメージですが、カナダではタンポンがメインに置いてありました。カナダでは、タンポンが主流に使われていたのです。
タンポンにも興味が湧きましたが、私は結局ナプキンだけを買うことにしました。
カナダで購入したナプキンは、日本のものより簡易的な包装でしたが、厚さや大きさは、日本と同じようにさまざまな種類から選ぶことができました。通気性も良くかぶれたりすることはなかったですが、日本製のナプキンよりも吸収性が悪いように感じました。
タンポンを使う勇気はなかった
結局私はカナダでもナプキンで過ごすことにしましたが、カナダで出会った友だちは、タンポンを使用している子が多かったです。その子たちからは「タンポンを使えば、生理中でも海にも入れるよ!」「ナプキンのように蒸れたりズレることもないからおすすめだよ」と言われました。
実は私も、日本で一度だけタンポンを使ってみようとしたことがあるのです。しかし、そのときはどこに入れていいのかわからず、いろいろと考えているうちに、なんと貧血になって体調を崩してしまいました。その経験がトラウマになっていて、結局タンポンを使う勇気が出ませんでした。
タンポンを使用して、生理中もアクティブに過ごしている友だちを見るとうらやましかったです。
国によって生理用品の品ぞろえは違うのは、その国の国民性が表れているようでおもしろいなと感じました。そしてカナダから帰国して、久しぶりに日本のナプキンを使用したときは、そのクオリティの高さに改めて感動しました。やはり日本製のナプキンが一番安心して使用することができます。今でも海外旅行の際は、万が一の場合に備えて必ず日本のナプキンを持っていくようにしています。
著者/久保山
監修/助産師REIKO
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