「生理とうまく付き合いたい」と思っていたけれど
生理不順に悩んでいた私は、生理とうまく付き合っていきたいと思い、基礎体温を記録したり、手帳に毎月生理の開始日・終了日を記入したりと自分なりに工夫をしていました。
とはいえ、半年ほどこまめに記録してみたものの、毎月の生理開始日はバラバラで、これだと記録しても無駄なんじゃないかなと思ってしまったのです。次第に自分のなかの優先順位が下がり、気がつけば生理の記録をつけることをやめてしまっていました。
なんだ、ただ疲れていただけか…
ある晩、おなかの痛みはないものの、何となく体が重く感じた私は、家事をあと回しにして早く寝ることに。生理の始まりが近いのかもしれないと一瞬は考えたものの、「生理はまだ先だろう。いつもの生理前に比べてしんどくはないし、ひと晩寝たらマシになりそうな気もする」。そんなことを思ったのです。
翌朝、体のだるさは少し残っていましたがおなかに痛みはありません。やっぱり、ただ疲れが溜まっていただけだと判断し、いつも通り出勤しました。
会社の椅子に経血が!
仕事が始まってしばらくすると、いつもより呼吸が早いことに気がつきました。おなかが痛み出し、「あれ? やっぱり体調がいつもと違うかもしれない」と、お手洗いに行こうと立ち上がると、隣に座っていた女の先輩が、私の座っていた椅子が汚れていることに気がついて耳打ちしてくれました。
私は驚き、急いでティッシュで汚れをふき取りました。幸い、汚れを落とすことができたのでよかったですが、とにかく恥ずかしくて、早く昼休みにならないかと祈る気持ちでした。
通勤時間10分の会社だったので、昼休みに急いで家に帰り、汚れた下着を着け置きしたあと、新しい服に着替えることができました。
また、「ブランケットや座布団を持っておくほうがいいよ」と、先輩から助言をもらい、とりあえず家にあったタオルを持参することに。午後の業務を何とか無事に終えてひと安心したものの、少しでも体に違和感を覚えたときは生理用品を持ち歩くべきだった、しっかりと生理周期を管理しておくべきだったと反省した経験でした。
著者/西垣かおり
監修/助産師 松田玲子
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