※コロナ禍前の体験談です
早すぎる? 生後3カ月で子どもセンターへ
息子が生後3カ月を迎えたころ、地域で発行している冊子に目を通していると、近所に徒歩で行ける子どもセンターがあることを知った私。「まだ寝がえりもうてない息子を連れて行くのは早すぎるかな?」と思いつつ、同じ月齢の子どもたちを対象とした親子のふれあいの会を発見しました。
当時の私は慣れない育児に小さな悩みも多く、「保健師も相談にのります」という文言に、雰囲気だけでも楽しめれば……と決意し、開催日に息子を連れて行くことにしました。
子どもセンターへ行ってみると…
緊張しつつ息子とともに子どもセンターへ足を運ぶと、同じくらいの月齢の子どもたちを連れたママの姿が……。そして保育士さんを中心に会が進行していき、ねんねの時期の子どもたちと一緒に楽しめる手遊びやべビーマッサージ、歌などがおこなわれました。
自宅で子どもと2人きりで過ごすよりもあっという間に時間が過ぎ、場も和んできたころに自由時間が設けられ、保健師さんへの育児相談や他のママと雑談も楽しむことができました。ずっと家で過ごし、自分の中で感じていた育児への孤独や不安を発散できる機会にもなりました。
踏み出した1歩が次の行動に繋がる
そしてたまたま近くにいたママと話していると、近くの保育園で別のイベントもあるという話題に。私が読んだ冊子には載っていないけれど、他にも月齢に合わせてたくさんのイベントがあることを知りました。
中には月齢ごとに子どもへの悩みに寄り添った保育付きの育児講座やスポーツインストラクターの外部講師を招いておこなう体操教室など、これからの子育てに取り入れたい、息子に挑戦させたい! そう感じるイベントがたくさんあったのです。1歩踏み出さなければ得られなかった情報のおかげで、子育てに前向きになれるきっかけができました。
それからの私の子育ては、毎月市の子育てイベントカレンダーを確認し、息子と挑戦できることをチェックするのが習慣になりました。イベントを通じて、家族以外に子育てのちょっとした悩みを共有できる相手ができたことも、とても大きな経験でした。早すぎる? と思っても行動に移してよかったと思える、子どもセンターデビューでした。
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イラストレーター/ライコミ
監修/助産師 松田玲子
著者:伊藤 美里
3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。