私はGBS(+)ということもあり、赤ちゃんへの感染を予防する処置のために出産のサインは意識しておくようにと告げられました。
そんななか、まるで尿漏れのような滴るものが・・・。悠長に過ごしていたところそれこそ破水だったというから驚きです。私の破水体験談をお伝えします。
尿漏れと破水は似て非なるもの
一般的にイメージする破水は、バチッと風船が割れたような音とともに、滝のように生臭い透明な液体が下から流れてくるイメージですね。
ですが、非常に見極めが困難ともいえる破水もあるのです。チョロッと出てしまう、まるで尿漏れのような少量の破水・・・。
色の有無やアンモニア臭がするかなど、電気の明るさが邪魔をして視覚的に判断するのも難しいかもしれません。少量だと匂いで確認というところまで到達しないかもしれません。
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破水は防ぎようがない
尿漏れの場合は肛門付近に力を入れて尿意をガマンすることで尿漏れを防ぐことができますが、破水は同じことをしても流れを止めることができません。止めようと意識してもすでに破けた膜から流れる羊水は母体のコントロールではどうすることもできないのです。
少量であればポタッポタッ一定間隔で滴るので破水と疑うのであればそこで判断するのが妥当でしょう。
破水の疑いが強ければ即産院へ。
少量であれど破水の疑いが強ければ、何もせず、ナプキンを着けて即産院に連絡をして向かいましょう。清潔にとシャワーや浴槽に浸かるのもNG!細菌感染など起こりやすいのでそのままの状態で向かいます。
破水直後から陣痛が起きることもあり、とくにGBS(+)と事前に判明している人は分娩直前までには抗生剤の点滴を済ませておかなければなりません。
破水を長時間放っておくと胎児が危険にさらされます。たとえ尿漏れだったと間違ってしまっても赤ちゃんのことを考えての行動と考えるといち早く産院で対応して安全、安心なお産へ持っていくのが理想です。少量だからといって悠長に過ごすことなくちょっと心配なら産院にいく覚悟も必要です。(TEXT:高橋かおり)
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