いつだろうと毎日ソワソワしていて
12歳のときに初めて生理になった日のことは、今でもはっきりと覚えています。私は、自分の身に起きていることが生理だとは思わなかったのです。
周りの友だちが次々と生理が始まっていく様子を見ていた私は、自分の生理はいつくるのだろうと毎日のようにソワソワしていました。
そんなある日、家でトイレに行くと、下着の様子がなんだかいつもと違うことに気が付きました。
親や学校から生理のしくみについては教えてもらっていたものの、前兆もなく、突然下着に身に覚えのないものが付いている様子に、私は恐怖にも思えたのです。
どうしよう、と思っているうち…
トイレに行くたびにどんどん汚れていく下着。あとから考えれば生理なので、当然といえば当然のことですが、初めての経験で、これが生理だと思っていない私はびっくり。
何をしたらいいんだろう、私は何か良くないことをしてしまったのだろうか、どうしよう、どうしよう、と思っているうちに誰にも相談できないまま、汚れる下着を見ながら時間だけが過ぎ……。どうしたらいいのかと途方に暮れてしまいました。
親に異変を伝える
丸1日経っても、やはり下着の汚れは変わらずのまま。「さすがにこれはおかしい」と思った私はそこでようやく母に相談しました。すると、母から「おめでとう」の声が。私は何のことかわからず、困惑しましたが、そのとき、ようやく私は生理がきたということを知ったのです。
ついに自分も生理が始まったのかと驚くと同時に、「これが生理なのか」と改めて自分の汚れた下着をまじまじと見てしまったのでした。
生理についてあらかじめ勉強したつもりでも、いざ自分の身に起こると、私はどうしたらよいのかとびっくりしてしまいました。
あのとき、親に早めに相談していれば、私はひとりで悩まずに済んだかもしれません。何か異変を感じたら、身近な人に相談する大切さを学びました。
著者/nanoka22
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!