ある日強烈な生理痛に見舞われる
私はもともと生理の症状が重く、ひどいときには体調を崩して寝込んでしまうこともあるほどです。以前から病院に行ったほうが良いのではと思っていましたが、心理的なハードルやお金がかかることへの抵抗感から、病院にはそのうち行こう、と考えて長年避け続けていました。
しかしある日、突然強烈な生理痛に見舞われた私。すぐに鎮痛薬を服用して痛みを軽減しようとしましたが、あまりの痛さに立ち上がるのも難しく、その場から動けなくなってしまいました。
急激に気分が悪くなりその場で嘔吐
それでも痛みの波が小さくなるタイミングを見計らい、這うように薬を持って夫のところまでたどり着きました。しかし長い間痛みを我慢したせいか、急激に気分が悪くなりました。
吐き気もしばらく我慢すれば治まるかと思いましたが、具合はどんどん悪くなるばかり。まずいと思った私は夫にバケツを持ってくるように頼み、慌てて準備してくれた夫からバケツが差し出されると、その場で嘔吐してしまいました。
もっと早く病院に行くべきだったと後悔
一度吐いたことで嘔吐自体はすぐに落ち着き、薬を飲んでしばらく横になると痛みも治まりました。その後「さすがにこれは検査しなければまずい」と考え、病院で検査をおこないました。その結果、子宮や卵巣に特に問題はないものの、生理症状があまりにひどいので、症状を軽減するため低用量ピルの服用を開始することとなりました。
生理の痛みで嘔吐するほどつらい思いをするのであれば、あと回しにせずもっと早い段階で病院に行き、症状を軽減できないか相談するべきだったと強く後悔したのでした。
今回私は幸運にも、何の病気にもなっていませんでしたが、医師の説明によれば生理の症状には病気が隠れている恐れもあるとのことです。もしそれが大きな病気だった場合、手遅れになることも……。やはりどんなに面倒に感じたとしても、生理の症状が重いなと感じるのであれば、早めに病院へ相談するべきなのだと再確認した出来事でした。今後は周りで生理の症状が重い人がいれば、積極的に受診をすすめていこうと思います。
著者/百田
イラスト/ののぱ
監修/助産師 REIKO
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