寝不足だった毎日
息子は新生児のころからあまり寝ない子で、寝たと思ってもすぐ泣いて起き、授乳やおむつ替えをしてまた寝かしつける……の連続。それは生後半年を過ぎても同じで、日中息子がお昼寝しているときに一緒に寝たりしていましたが、まとまった睡眠が取れなかったため、私は常に寝不足状態でした。
同時期に赤ちゃんを産んだ友人の話を聞くと、「うちの子はよく寝るよ〜。最近はあまり夜中起きないくらい」とのこと。同じ赤ちゃんでもこうも違うものなのかと心底ビックリしました。
よく寝てもらう作戦
そこで私がまず試したことは、夜中何度も起きるのはおなかが空いてしまうからでは?と思い、夜寝る前に母乳を飲ませたあとに、育児用ミルクを多めに与えてみることでした。しかし結果は変わらず……。
次に、夜寝る前の環境を見直してみようと思いました。カーテンを完全遮光タイプに変更して部屋を真っ暗にし、寝るときには赤ちゃんがよく寝るという口コミが多かったオルゴールの音楽をスマホで流し、息子のおなかをやさしくトントンしながら寝かしつけることに。しかしこれでも結局、夜中何度も起きてしまいました。
いろいろ試してみた結果…
その後も小児鍼をおこなっている鍼灸院へ行き、安眠できるようにと施術をしてもらいましたが、息子にはこれといった効果がみられず……。私の寝不足は解消されずに月日だけがどんどん過ぎていきました。
そして息子が1歳半になり、そろそろかな〜と思い断乳を実行。息子はおっぱい大好きだったので、きっと号泣するだろうな……と覚悟していたのですが、泣いたのは最初だけですんなりと断乳が完了し、拍子抜けしました。更に、断乳後夜中に起きることが減り、そのうち朝までずっと寝てくれるようになったのです!
その後は、本当にあのころと同じ子なのか!?と思うぐらいよく寝るようになり、私も夜通して眠れるようになりました。断乳は少し寂しい気持ちもありましたが、息子が途中で起きず連続で眠ってくれるきっかけになったと思います。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/ネコ山
著者:竹の内 由紀
5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。