以前は「妊娠中は2人分食べないと」などと言われていましたが、現在の産院の多くは、妊娠中の体重管理をしっかりしていますよね。
しかし、妊娠中は体重が増えやすくなって、気が付いたらこんなに増えてる!と驚くことも。今回は、妊娠中はなぜ太りやすいのか、その対処法とあわせてご紹介します。
妊娠中はなぜ太りやすくなるのか
妊娠すると糖質は優先的に赤ちゃんに送られます。そのため、不足してしまった糖質を、代わりに脂肪で補おうとするので、母体に脂肪が蓄えられていきます。
また、血液に含まれる水分の量が増え、水分を溜め込みやすくなり、「むくみ」が生じるので体重が増加します。妊娠すると便秘がちになることも。これも体重増加の要因のひとつです。
妊娠中の体重管理、何が効果的?
妊娠中は毎日体重計に乗りましょう。毎日体重計に乗ることで、ちょっとした体重の変化を見逃すことなく生活できます。
前の日よりも体重が増えていたら、「むくみ」がないか体をチェックし、セルフマッサージをするのがおすすめです。
「前の日に食べ過ぎていたら、翌日は食事を少し控える」と言ったように、日々少しずつ調整することで体重をコントロールできます。体重が大幅に増やさないように、毎日自分の体と向き合うことが大切です。
臨月の過ごし方
臨月に入ると、赤ちゃんがママの下半身を圧迫し、血流が悪くなることで、さらにむくみやすくなります。また、おなかが大きくて運動不足になる一方で、赤ちゃんが下がってくるため、食欲が増してしまうことも。
食べる順番や内容を気にしながら食事をするだけでなく、無理のない程度にウォーキングやストレッチなどを取り入れてみましょう。
妊娠中の体重管理は大変ですが重要なことです。食べたいのに食べられないなど、ストレスになる場合もあります。「週に1度は好きなものを食べる」など、息抜きもしつつメリハリをつけながら出産まで過ごしてくださいね。(TEXT:宇佐美忍)