私たちの食に対する考えは正反対
私は食べることが大好きで、毎日何を食べようか、何を作ろうかを楽しみにしているタイプです。一方の夫は基本的には「食べられれば何でもいい」という考えで、良くも悪くもこだわりがないタイプです。
食が毎日の楽しみである私は、毎朝、朝食の準備をしているときから「今日の昼食は何にする?」「夕飯はどうしようか?」と夫を質問攻めにしてしまっていました。すると、夫には「まだ朝ごはんも食べてないのに、もう昼食や夕食の話をするの?」とあきれ顔をされてしまいました。
昼食が決まらないことで喧嘩に
昼食は家で作るといっても、在宅勤務中なので手の込んだものは作れません。昼休みの限られた時間で用意するため、基本的にはレトルトや冷凍食品など、すぐに調理できるものを日頃からストックして活用しています。しかし、ある日その在庫が切れてしまったのです。
そのことに気付いたのは当日の朝。私は「すぐに調理できそうなものがない! どうしよう」「できるだけ栄養バランスのいいものを食べたいし、夫にも食べてほしいのに……」と、途方に暮れてしまいました。
一方の夫は「俺は今日はカップラーメンでいいから」と、この状況をあっさり受け入れた様子。「もう少し相談に乗ってほしいのに……」と私が話すと、「ごはんなんて、食べられれば何でもいいじゃん」と夫に一蹴されてしまったのです。
一日だけ夕飯作りを放棄した結果…
私は、自分だけが食事に気をつかっているように感じてしまい、なんだか悲しくなりました。そして、悲しみはだんだんと怒りの感情に変わり、「もう今日はごはんは作らない!」と激怒!
実際にその日は夕飯作りを放棄してしまいました。さらには、私の代わりに夫が作ってくれたごはんも食べず、丸一日、夫とは口を聞かずに過ごしました。
翌日、夫は朝から出社。そこで少し距離ができると、私は自分が感情的になってしまったことを反省し、その日の夕飯はお詫びに夫の好きなシチューを作りました。夫もドーナツをテイクアウトしてきてくれて、無事に仲直り。2人で仲良く夕食を食べることができました。
その後、私たちは今回のことについて話し合い、私は「できるだけ栄養バランスを考えたうえで食事を楽しみたい」、夫は「朝にその日の献立を決めるのはストレスだから、前日に大枠を決めておきたい」と、お互いの考えを共有しました。
今思うと些細な喧嘩でしたが、在宅勤務で四六時中一緒にいるうえ、ずっと家で食事をしていて、私はストレスを溜めてしまっていたのかもしれません。喧嘩中はとても居心地が悪いため、今後はできるだけ喧嘩をしないよう、夫との考え方のズレを埋めていきたいと思います。
著者/mgmg
作画/霜月いく
関連記事:「準備まだ?」娘の支度に手間取る私に夫がイライラ。いつしか家族でのお出かけが険悪なムードになり…
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!