サポートに来たはずの義母が…
長女10カ月、次女妊娠7カ月の時に静岡県から兵庫県への転勤が決まりました。
新居となる宿舎には、夫の出勤日の10日後まで待たないと入居できないため、それまではホテル住まいになるとのこと。
つかまり立ち盛りの娘とホテルで10日間も過ごすのは難しいと判断し、夫だけが先に兵庫県へ向かうことになりました。
残された私のところへは、義母が手伝いにきてくれることになりました。しかし、お腹が張る中でも長女をおんぶして引っ越し準備、家事、義母の買い出しまでこなさなければならず、むしろ大変さは増す一方でした。
引っ越し当日も、業者対応から清掃、移動の手配まですべて自分でおこない、本当に疲れました。
義母が放ったまさかの言葉に愕然
無事に夫と合流できたものの、疲労が溜まり、お腹の張りが激しくなってしまいました。さらに長女の世話もしなければならず、本当にいっぱいいっぱいでした。
新居にはエレベーターが無く3階の部屋だったため、段ボールの後片付けなどは主人に頼んで、張っているお腹を気遣って1人で休んでいました。
すると、それを見た義母が「旦那がこき使われて可哀想すぎる。1人だけ休んでいるなんて常識がない」と言うのです。
ものすごくショックでしたが、夫も新しい職場で忙しいのか毎日帰宅が遅く、なかなか話を聞いてもらえず悲しくなりました。
心身ともに疲れ切った私は…
当然周りに知り合いはおらず、近所の奥様たちの井戸端会議に参加する余力もない。さらには義母への対応に追われ……心身ともに疲れ切ってしまった私は、引っ越し後1カ月で実家に戻ることを決意しました。
今は両親と同居家族に手伝ってもらいながら、毎日を平穏に過ごしています。長女は実家近くの保育園に通い、単身赴任の夫もたまに遊びにきてくれます。
もし、あのままの生活を続けていたら、本当に気が滅入ってしまっていたと思います。
辛くなったら、逃げ道あるなら逃げてもいいのかな、と。夫と離れて暮らすのは寂しいですが、心と体にゆとりを持ちながら子育てすることができています。
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体験談/しまちゃん
作画/Michika