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「妊娠確率0%!?」生理不順だった私。受診すると、まさかの数値が…!

新卒で就職して2年目、忙しさとストレスのせいか、生理不順になってしまいました。そのときは「よくあること」と気に留めていなかったのですが、妊婦だった職場の先輩に話すと「明日病院に行きなさい!」と一喝されて……。

「妊娠確率0%!?」すべては生理不順がきっかけ。先輩のすすめで婦人科を受診したら…

 

生理の遅れを職場の先輩に話したら…

就職して2年目のときでした。2~3カ月ほど生理がこなくなったのです。でも思い当たる節はなく、「社会人になると忙しさやストレスで生理不順になることがある」と聞いたことがあったので、自分もそうなんだろうなと思い、私はさほど気にしていませんでした。

 

ただ、このことを当時妊婦だった職場の先輩に話すと、「明日すぐに病院に行かないと仕事にきちゃダメ!」とピシャリ! 気は進まなかったものの、言われた通りに翌日、婦人科へ立ち寄ってから出社しました。検査の結果特に異常はなく、ストレスや疲労からくる生理不順との診断。規則正しく生理がくるようにと、このときに初めて低用量ピルを処方されました。

 

それ以降はピルを処方してもらうためでもありますが、婦人科に行くクセがつき、生理が遅れていると気づいたら、そのたびに婦人科へ行くようになりました。

 

生理の遅れで再び婦人科へ

その後、夫と婚約したばかりのころです。このときも生理が遅れていて、私は婦人科を受診しました。すると、ホルモンの値が閉経後の数値になっているとのこと。大学病院を紹介されて検査をしたところ、「早期卵巣機能不全」という病気であることがわかったのです! そして、「今のままでは子どもを生める確率は0%に近い」とも言われてしまいました。

 

それからは仕事をしながら地元の大学病院に通い、最終的には仕事を辞めて都内の専門医のところへ通院。1年ほどかかりましたが、なんと最終的には自然妊娠で娘を授かるに至りました! 不妊治療中はお出かけ中の仲良し親子を見るだけでつらくなることもありましたし、仕事を辞めることにもかなり悩みました。そんな辛苦を乗り越えて、娘は生まれてきてくれたのです!

 

娘を授かれたのは、あのとき先輩が「不調があったらすぐ病院に行くように!」と促してくれて、婦人科に通うクセがついていたおかげかもしれません。早期卵巣機能不全は、早期発見、早期対処が最も重要だそう。妊娠できる確率0%とまで言われた私が無事に妊娠・出産を経験できたのも、異変に気づいたときに放置せず、早急に病院へ行ったから。先輩には、今でも感謝しています!

 

 

婦人科は、どうしても妊婦さんが行くところというイメージが強く、私が初めて訪れた婦人科も、まさにそういう空間でした。でも、最近は不妊治療専門の婦人科や、ホルモンの不調を専門にしている婦人科など、妊娠前の女性にとって相談しやすいクリニックが数多くあります。

 

そういう意味では、以前に比べたら受診の敷居が低くなったのかなと思いますし、少しでも「いつもと違う」「不調がある」と感じたときは、今後もすぐ婦人科を受診するつもりです。

 

監修/助産師REIKO
文/山瀬 実希さん

 

 

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