生理不順で生理痛はひどく…
私の生理周期は30日から60日と幅広いものでした。予定通りに生理が始まるときもあれば、2カ月あくこともあり、いつ始まるのかまったく予測ができず、いつもバッグにナプキンを常備している状態。
生理痛もひどく、生理1日目から3日目は鎮痛薬を飲まなければ、腹痛と腰痛で立っていられないほどでした。そして、生理2日目の経血の量は尋常ではなく、タンポンを使用していても2時間ほどでナプキンまで汚れてしまうので、外出するときは下着や服を汚してしまわないかドキドキでした。
婦人科を受診し、言われたのは
生理がひどかったにもかかわらず、面倒で婦人科を受診したことがなかった私でしたが、当時、付き合っていた彼と結婚の話に。結婚前に一度診てもらおうかなと初めて婦人科へ足を運ぶことにしたのです。
婦人科では問診と内診があり、生理周期や生理痛、妊娠・人工妊娠中絶の経験の有無などを問診票に書き込み、診察室に通されたあとは、医師から問診票の内容に間違いがないか口頭で確認をされました。内診では、下腹部を押さえて痛みがないか確認したり、腟からエコーを挿入して卵巣や子宮の状態を見たりしました。
すると……、私の卵巣には、排卵されずにたまっている卵胞がたくさん映っていたのです! 医師からは「多嚢胞性卵巣症候群」だと言われました。
医師は「排卵されないから生理が遅れたり、無排卵月経だったりするんだよ」と教えてくれました。排卵されないということは、妊娠もしないということ……。私は排卵を起こすための薬を飲むことにしたのです。
現在は2児の母になりました
薬を飲み始めるのと同時に、医師のすすめで基礎体温をつけることにしました。基礎体温でわかるのは、低温相と高温相、それからおおよその排卵日と生理開始日の目安。毎朝体温を測るのは面倒でしたが、自分の体を知るきっかけになったと思います。
基礎体温をつけてみると、排卵する日には体温がガクッと下がるので、「そろそろ排卵日だから、2週間後に生理が始まるはず」と予測ができるように。妊娠しやすいタイミングもわかるようになり、薬の力を借りて排卵できるようになった私は、その後2児の母になることができました。
生理不順の自覚はありましたが、まさか排卵がされていない状態だとは思いもしませんでした。むしろ、生理がない月はラッキーぐらいに考えていたので、大変な勘違いをしていたなと反省しています。
仕事が忙しかったり、病院に行くのが面倒だったりしますが、ちゃんと病院で診てもらってよかったなと思いましたし、受診することの大切さを実感しました。
著者/あんらくりん
監修/助産師 REIKO
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