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「臓器を絞られてるような痛み!」女性の痛みを理解できない父親。娘がわかりやすく説明した結果…

私の娘はPMS(月経前症候群)の影響で感情のコントロールがきかず、イライラしやすく、それに加えて反抗期です。そんな娘にどう接したらいいのかわからないながらも、コミュニケーションを取りたくてちょっかいをかけては娘から怒られている、夫の話をしたいと思います。

「臓器を絞られてるような痛み!」女性の痛みを理解できない父親。娘がわかりやすく説明した結果…

 

「臓器を絞られてるような痛み!」女性の痛みを理解できない父親。娘がわかりやすく説明した結果…

 

生理前になると体調を崩す娘

娘は生理前になると睡魔や腹痛がひどくなるらしく、痛み止めを飲んで自室でゆっくりしていることが多いです。たまにリビングのソファで休んでいることもあるのですが、夫にはダラダラしているように見えるそうで、「シャキッとしろ!」など余計な発言をすることも。

 

最終的に娘が「ほっといてよ!」などと怒り、文句を言いながら自室に戻ってしまいます。

 

話し合いの場を設けることに

何度も起きる衝突に「このままではいけない」と感じ、私が娘と夫の間に入って話し合いをすることに。

 

まずは、夫に「この子にはPMSもあるし生理症状もあるでしょ? PMSも生理も人によって違う症状が出るし、他人からはつらさがわからないときもある。だからダラダラしているように見えても、実は体調が悪いんだと理解してあげてほしいの」と説明しました。

 

しかし夫は、「男の俺は体験できないからわからないな〜」と、娘のつらさが理解できないよう。すると、娘が「生理前や生理中には臓器をギューッと絞られているような痛みがあるの!」と伝えたところ、痛みの表現がわかりやすかったようで、夫はちょっと引いた表情をしながら「それはつらいな……」とつぶやいていました。

 

夫の様子に多少の変化が

今でも、腹痛の症状が出てゆっくりしている娘と夫がぶつかることがたまにあります。しかし、痛そうにしている娘を見て、夫が「何かいる?」と声をかけることも増えました。「温かい物を飲む? 湯たんぽは?」と質問攻めにして、「しつこい!」と怒られることもありますが……。

 

私が言った「理解できなくても理解しようとして行動してくれたら、娘もうれしいんじゃない?」という言葉が、夫に届いたのだと思います。

 

 

生理について家族で話し合ってみたところ、同性である私と娘でも生理痛の感じ方に違いがあり、びっくりしました。生理の症状は本当に人それぞれなのだと実感しました。これからも、家族それぞれが思いやりをもって生活していけたらいいなと思います。

 

著者:伊藤未唯/2009年生まれの娘と、2010年生まれの息子のママ。反抗期2人の年子育児奮闘中です。
作画:おみき

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターおみき

    旦那と娘(2020年産まれの女の子)の3人暮らし。夫婦のこと育児のことをコミックエッセイにしてインスタグラムで発信中。高齢出産&初めての育児に奮闘中です。

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