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「何日前からイライラするの?」生理前のイライラと上手につきあう5つのポイント

本記事では、生理前のイライラと上手につきあう5つのポイントを紹介します。最後まで読んでいただければ、生理前のイライラの原因とイライラを軽くするヒントが見つかります。

 

毎月やってくる生理。それだけでも憂うつなのに、生理がくる前からこんなことで悩んでいませんか?

 

・生理前になるとイライラして、ほんとにイヤ!
・イライラは毎月のことだけど、どうしたらイライラしなくなるの?
・仕事や家事の効率が落ちて、ロクなことなくて、さらにイライラする!
・イライラして家族や彼氏に八つ当たりしてしまって、自己嫌悪。
・イライラするのって、もしかして私が悪いの?

 

生理前のイライラをどうにかできたら、毎月かなりラクになるのに……と思ってはいても、どうすればイライラしなくなるのかわからなかったり、このイライラはどうにもできない、と思っていたりしませんか?

 

そこで本記事では、生理前のイライラと上手につきあっていく5つのポイントを紹介します。最後まで読んでいただければ、生理前のイライラの原因とイライラを軽くするヒントが見つかりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

生理前はなんでイライラするの?原因をおさらい

「生理前にイライラするのは女性ホルモンが関係している」というのは、なんとなく聞いたことがある人も多いと思います。女性ホルモンとイライラの関係性を知ることは、イライラと上手につきあう基礎となりますので、一度ここでおさらいしてみましょう。

 

女性の体のリズムとして、排卵後から生理開始までの期間(黄体期)は女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の特にプロゲステロンが多く分泌されています。ところが、生理が近づくと、これらの分泌量は急激に低下します。

 

この女性ホルモンの急変動が、脳内のホルモンや神経伝達物質に影響することで、生理前のイライラを代表とする、いろいろな症状を引き起こすとされているのです。これがPMS(月経前症候群)と言われるもので、生理の3〜10日前から症状がでるとされています。

 

なので、まずは「生理前のイライラはホルモンのせい」と考えて、くれぐれも自分を責めないようにしてくださいね。

 

生理前のイライラと上手につきあう5つのポイント

生理前のイライラと上手につきあうポイントは次の5つです。

 

(1)生理周期だけでなくイライラ周期を知る
(2)家族や彼氏に、自分のイライラ周期を知らせる
(3)自分なりのイライラ解消法を見つける
(4)イライラしているのは自分だけではない!友だちと共有してみる
(5)イライラ期をセルフケア期にしてスケジュールに組み込む

 

まずは、この5つのポイントを知ってみてください。全部を試す必要はありませんが、これらの中に、自分なりのイライラとのつきあうヒントがあるはずです。

 

では、5つのポイントについて解説していきます。

 

生理前のイライラと上手につきあう5つのポイントを解説

 

(1)生理周期だけでなくイライラ周期を知る

毎月、「あっ、そろそろ生理だな」と、生理周期については皆さん意識していると思います。生理前のイライラは、もちろん生理周期と関係しています。けれど、実は生理の何日前からイライラするかは人によって違うのです。PMSが生理前3〜10日前と幅をもって定義されていることからわかるように、個人差があるからです。

 

そこで、おすすめは自分のイライラ周期を知ることです。「なんだかイライラしてきたな、あ、そろそろ生理だからか」と思ったら、その日をメモしておきましょう。

 

そうすれば、翌月から生理予定日から逆算して、そろそろイライラ期だなあ~とを予測できるようになります。

 

ただ、生理不順の方は、予測がしづらくなりますし、なにかしらの病気が関係している恐れもありますので、一度婦人科の医師に相談してみてください。

 

(2)家族や彼氏にイライラ周期を知らせる

生理前にイライラして、家族や彼氏に八つ当たりをしてしまったことはありませんか? 

 

ムーンカレンダーのアンケートでは、なんと約60%の人がその経験があると回答しました。そして、そのうち80%以上の人が、「八つ当たりをして自己嫌悪を感じたことがある」ことがわかりました。

 

自分ではどうしようもないイライラによって八つ当たりをしてしまうことが、多くの女性のストレスになっているのですね。

 

そこで、「この期間はイライラしやすいからわかってほしい」などと、家族や彼氏にあらかじめ伝えてみましょう。相手も心構えができて、あなたが少しイライラしていても大目めにみてくれる可能性がありますし、少なくとも大きなケンカに発展することは防げそうです。

 

また、男性は論理的に理解できると納得しやすい人が多いと言われているため、自分の夫や彼氏がそのタイプだなと思い当たるなら、なぜ生理前にイライラするのかを女性ホルモンの変動から論理的に説明するとわかってもらいやすくなります。

 

できるなら、その期間は家事などの負担を減らしてもらえるといいですね。

 

(3)自分なりのイライラ解消法を見つける

生理前には、イライラしたり怒りっぽくなったりするだけでなく、眠くなったり、食欲が増したり、下腹部に痛みを感じたりと、いつもとは違う症状に悩まされがちです。これらの症状も、女性ホルモンの変動が影響していると考えられています。

 

重い症状に悩んでいる方はもちろん、たとえ症状一つひとつはそれほどでなくても、いつくか重なってしまうことで、自分でも気付かないうちにストレスになっている可能性があります。そして、そのストレスがイライラを大きくしてしまう悪循環にさえなりかねません。

 

実は、生理前のイライラはストレスも影響していると考えられているのです。

 

女性ホルモンの急変動によって影響を受けるとされる脳内のホルモンや神経伝達物質は、ストレスによっても影響されると考えられています。だから、生理前のイライラと上手につきあうのは、ストレスと上手につきあうこととも言えるのですね。

 

ムーンカレンダーのアンケートでは、約35%の人が「自分なりの解消法があり、イライラがある程度解消される」と回答しています。

 

解消法は皆さんそれぞれですが、いくつかご紹介すると、アロマテラピーでリラックスする、お風呂にゆっくりつかる、好きな音楽を聴くといった回答がありました。ポイントは、とにかく自分が心地良さを感じられること。自分なりのストレス解消法を見つけてみましょう。

 

ただし、アルコールやカフェイン、喫煙は控えたほうがよいとされています。

 

(4)イライラしているのは自分だけではない!友だちと共有してみよう

生理前にイライラを感じているのは、あなただけではありません。ムーンカレンダーのアンケートでは、なんと約70%の人が「生理前にイライラする症状がある」と回答しています!

 

でも、生理に関することはなかなか話しづらかったり、「イライラ」という精神的なことだけに内にこもったりしがちです。

 

しかし、友人に話してみれば、意外とその友人も生理前のイライラに悩まされているという可能性は大きいのかも。気持ちを共有することで生理前のイライラを少しポジティブに捉えられたり、意外な解消法を教えてもらったりできるかもしれませんね。

 

一人で悩まず、何気なく友人に話してみてはいかがでしょうか。ただ、友人でも人に話すのは苦痛という方は、無理してストレスにならないようにしてくださいね。

 

(5)イライラ期をセルフケア期にしてスケジュールに組み込む

最後に、5つめのポイントとして、女性ホルモンの影響で体や心が不安定なイライラ期を、自分の体と心を大事にする期間にして、スケジュールに組み込んでみるのはどうでしょうか。

 

イライラ期を、イライラするからこそ、スペシャルなセルフケア期にしてしまうのです。

 

(3)でご紹介したような、自分なりのイライラ解消法を試してみてもいいですが、それをすること自体がストレスにならないように注意して。ただ家でゆっくり過ごす、と決めるだけでもステキなセルフケアになります。

 

自分の体と心を自分でいたわってあげられるよう、いつもより自分に甘くなってみる、というのもありです。

 

また、(2)で紹介したように、家族の理解が得られていれば、思い切って家事の負担を減らしてみましょう。可能な方はお仕事の量の調整も考えてみてください。

 

また、生理が始まるとイライラなどの症状がなくなったり和らいだりしていきますし、生理後から排卵までの「卵胞期」と呼ばれる期間は、体調や気分が安定しやすいと言われています。

 

なので、イライラ周期だけでなく、自分の好調周期も把握しておけば、好調なときは家事や仕事を積極的にこなすなど、1か月単位でのバランスを考えることもできますね。

 

症状がひどいときは婦人科の先生に相談

イライラやほかの症状がひどかったり、生活に支障がでていたりするときは婦人科クリニックで相談してみてください。

 

PMSと診断されれば、排卵抑制療法などの薬による治療法もありますし、漢方を用いた治療も可能です。漢方薬は薬局でも買えますが、医師の判断で処方してくれる場合もあります。男性医師だと話しにくいという場合は、女性の医師がいるクリニックを探してみましょう。

 

女性はホルモンの関係から、年齢とともに体が変化していくため、自分の体のことをよく理解してくれて、気軽に相談できるかかりつけの婦人科の先生がいると心強いですね。

 

 

まとめると、生理前のイライラと上手につきあうには

 

・イライラの原因が女性ホルモンと体のリズムが関係していることを再確認する
・自分のイライラ周期を知る
・家族や彼氏にイライラ周期を伝えてみる
・友だちと共有して、解消法も聞いてみる
・イライラ・ストレス解消法を試してみる
・イライラ周期を1か月のスケジュールに組み込む
・症状がひどければ婦人科の医師に相談する

 

となります。

 

これならできそう、毎月のイライラが少し和らぎそう、と思えるものがあったら、ぜひ試してみてください。

 

文/内野麻理子

 

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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