【前回のあらすじ】冬子の来訪によって、ナツオが冬子の家に朝まで滞在していたことが判明。加えて、冬子が勝手に合鍵を使ってナツオの家に入ってきたことから、「冬子には合鍵を返してもらった」というナツオの言葉が嘘だったことも発覚。
彼が元カノとの関係を清算する気がないと察したコハルは、「もういい。さよなら」と彼に別れを告げ、二人を残して家を出たのでした。それから数日後……。
逃げる男
仲の良い同僚から、ナツオが異動になると聞いたコハル。どうやら自分から異動願いを出したそうで、コハルは「冬子さんや私がいる場所で働くのが面倒になったから、逃げるつもりなんだ!」と、すぐに確信。結局、冬子ともうまくいかなかったようですね。
そのタイミングで、偶然にも会社の廊下で彼とばったり。コハルが一方的に別れを告げてからは一度も話す機会がなかったので、二人は少し気まずい空気になってしまいました。
自分の思い通りにいかないと逃げ出す彼。コハルとしては、「はあ? 冬子さんとの関係はどうするの?」と、無責任な彼に対する怒りもあるでしょうが、このときは、それ以上に「やった! 彼がいなくなってせいせいする」と、晴れやかな気持ちを抱いていたのかもしれませんね。
前のお話:「さよなら」もう彼を信用できない。別れを告げると彼は…!? #猫系クズ男と三角関係 28
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