昨年8月の月間漢字ランキング1位は「夏」! やはり夏生まれは「夏」を用いた名前が増加します。そのほか、海や水をイメージする名前が人気です。
夏帆(主なよみ:かほ)
夏になるとやはり増えるのが「夏」という漢字を用いた名前。2021年女の子の漢字ランキングでは21位に入っており、その人気ぶりが伺えます。
「帆」は、風をはらんで船を進める布を表す漢字。海を連想させるので、より夏らしく開放感のある名前になります。「ほ」というよみが穏やかで可愛らしい印象も与え、漢字ランキングでは35位にランクインしています。女優の「夏帆」さんが同名で活躍されています♪
葵(主なよみ:あおい)
「葵」は、太陽に向かって咲く植物を表す漢字。6月は別名「葵月」とも呼ばれ、梅雨時から夏にかけて特に人気になる名前です。
2021年の名前ランキング4位、2020年7位と近年非常に人気が高く、男の子の名前ランキングでも51位にランクイン。近年人気の「ジェンダーレスネーム」でもあります。「葵」は漢字ランキングでも、女の子14位、男の子30位と人気です。
柚葉(主なよみ:ゆずは)
「柚」は冬に実をつける木として知られていますが、葉や花は夏に茂り、「柚の花」は6月の季語とされています。そのことから、「柚葉」や「柚花」は夏にも増加する名前です。
「柚」は、2021年の漢字ランキング23位にもランクインしており、名づけに人気の漢字。香り高い実であるのに料理の味を引き立てることから、「個性的でありながら協調性もある子に育ってほしい」というパパ・ママの願いが込められているようです。
凪(主なよみ:なぎ、なぎさ)
「凪」は、風が止み海の波が穏やかになる様子を表す漢字。海のイメージや、爽やかな風を連想させることから、夏生まれの女の子に特に人気です。
2021年名前ランキングでは、女の子24位、男の子19位と、男女ともに人気の高いトレンドな「ジェンダーレスネーム」。漢字ランキングでも、女の子31位、男の子51位と、その人気の高さが伺えます。
葉月(主なよみ:はづき)
「葉月(はづき)」は、8月の別名。青々とした葉や、くっきりと空に浮かぶ月を連想させ、雄大で美しい夏の自然をイメージさせる名前です。
「葉」は2021年漢字ランキング16位、「月」は18位と、人気漢字を組み合わせた名前でもあります。のびのび・すくすくと育つ「葉」に、優しく幻想的な光を放つ「月」を組み合わせることで、「健康で、やさしさと美しさを兼ね備えた子に育つように」というパパ・ママの願いが感じられます。
七海(主なよみ:ななみ)
「七海(ななみ)」は2021年名前ランキングでは74位にランクインしていますが、数字の「七」を用いていることから特に7月に多くつけられる名前です。
世界の七つの海である、太平洋(南太平洋、北太平洋)、大西洋(北大西洋、南大西洋)、南極海、北極海、インド洋をイメージすることができる、スケールの大きさを感じさせる名前です。一方で、「ななみ」という響きが、明るくやさしい女の子の印象も与えます。
千夏(主なよみ:ちなつ)
「夏」という漢字に「千」を組み合わせた「千夏(ちなつ)」という名前は、毎年8月に増える傾向にあります。
「千」は数字の1,000を表すほか、数が多いことから長寿や豊かさも表し、縁起が良い字とされています。「ち」ではじまるよみが親しみやすく、呼びやすい名前にもなります。タレントの若槻千夏さんも同名で活躍されています。
帆夏(主なよみ:ほのか、ほなつ、はんな)
「帆夏(ほのか、ほなつ、はんな)」も、例年夏になると増える名前です。1位の「夏帆」と同様、風をはらんで船を進める布を表す「帆」を用いていることから海や船を連想させ、爽やかでスケールの大きい夏のイメージが湧きます。
「ほのか」というよみは、穏やかで可愛らしい印象に。「ほなつ」は、新鮮で爽やかな印象の名前に。「はんな」は、個性的で洗練された印象の名前になります。
夏菜(主なよみ:かな、なつな)
「夏」に、菜の花を表す「菜」を組み合わせた「夏菜(かな、なつな)」も夏の名づけに多い名前です。
「菜」は女の子の名前の止め字として、年間を通してよく用いられる漢字。2021年漢字ランキングでも、5位にランクインしています。「〜な」というよみが、明るくあたたかみのある印象になります。同名で活躍している著名人として、タレントの「夏菜」さんが挙げられます。
夏芽(主なよみ:なつめ)
「夏芽(なつめ)」も「夏」という漢字を用いた人気の「夏ネーム」の一つ。「め」で止めるよみが、個性的で洗練されたイメージになります。
「芽」は草木の芽を表すほか、新たな兆しも表す漢字。名前に用いることで、新たな始まりや生命力、発展性を漢字させます。2021年女の子の漢字ランキング32位にランクインしています。
雫(主なよみ:しずく)
「雫(しずく)」は、水が滴り落ちる様子を表す漢字。「雨」の「下」と書くことや、その水のイメージから、特に梅雨や夏の時期に人気になる名前です。
雨が滴り落ちる様子を連想させ、どこかアーティスティックで癒されるような雰囲気を持つ「雫(しずく)」。2021年女の子の名前ランキングでは53位にランクインしており、毎年安定した人気を誇る名前です。
6~8月に多かった女の子に人気の「夏ネーム」。海や風、植物などの自然を連想さえる漢字を使った名前が多かったほか、「夏」という漢字を用いた名前も多数挙がりました。これからの名づけの参考にしてくださいね♪
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年6月1日(火)~2021年6月25日(土)、2021年7月1日(木)~2021年7月25日(日)、2021年8月1日(日)~2021年8月25日(水)
調査件数:15,052件(女の子)